むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 祝 創立9周年

    当院は熊本地震のあった2016年の9月1日に創立しました。今日でちょうど9年になります。創立当初からスタッフとして働いてくれている人が数名います。長く働いてもらえることは、私にとって本当に喜びです。仕事は何でも任せられるし、相談にも乗ってもらえる。ありがたいことです。

    私たちのような中小企業の経営者は孤独なことが多く、誰にも相談できずワンマン経営に走ってしまう例も少なくありません。判断が正しいのかどうかを正してくれる人も少ないため、常に不安を抱えています。そうした中で、創立から9年も一緒に働いてくれている人材は家族同様であり、とても貴重だと思います。その他のスタッフも9年とまではいかなくても、みな長く勤めてくれていて、本当に頼りにしています。これからもどうぞよろしくお願いします。

    さて、病院のほうは、この9年で患者数も相当増えてきました。現在の段階で、駐車場や待合スペース、そして私が一日に診察できる人数はすでに上限に達していると思われます。今後、これ以上の業務拡大は難しいかもしれません。ただ、「調子が悪いから見てほしい」と希望される方は次々に来られるし、漢方を専門にしている立場上、私にしかできないことも多くあります。できる限りご希望に添えるよう、対策を取っていきたいと思います。

    もう一つの柱が訪問診療です。昼の2時間ほどを使って、老人ホームを中心に訪問しています。日本は今後ますます高齢化が進み、免許を返納すれば病院に来ることも難しくなります。そうした状況に対応するのが、私たち訪問診療の施設です。

    訪問診療のニーズは「通院が難しいから見てほしい」というだけではありません。最期を、病院で点滴やモニターや胃ろうに繋がれて過ごすのではなく、住み慣れた自宅で迎えたいと願う方も増えています。実は昨夜も看取りを行いました。静かに眠るような最期でした。これからも、そのような想いに応えられる経営を続けていきたいと思います。

    ドイツのノンアルコールビール。本物の味わいでした。

  • 花火で無病息災を祈る

    江津湖の花火大会がありました。この時期は夕立がきやすいのでハラハラしていましたが、今日も立ち込める夕立の黒い雲を吹き払うように、江津湖周辺だけは晴れていて、無事に花火大会が開催されました。自宅から会場までは3キロほどですが、見えないことはありません。建物に隠れない場所まで少し移動するか、二階の窓からなら楽しめます。しかし今年は「せっかくだから」と思い立ち、会場の下江津の広木公園まで出かけました。すごい人出で、若い人たちは浴衣を着て見に来ている人もたくさんいて、風流でした。

    会場まで足を運んだのは、おそらく10年ぶりくらいです。前に行ったときはフルマラソンにハマっていた頃で、ランニングを兼ねて江津湖の湖畔を走りながら花火を見た記憶があります。今日は会場のいい場所で、最初から最後まで見物しました。花火の大きさと同時に、ドンと上がってパッと開く音がお腹まで響いてきて大迫力でした。

    花火といえば夏祭りや屋台などが思い出されますが、古来、花火は今のように色鮮やかではなかった時代からあったようです。中国や台湾でよく見られる爆竹のようなもので、色やデザインではなく、バンバンという激しい音が邪気を払ってくれると考えられていました。私も今年は会場の良い場所で、全身に音と光を浴びてきましたので、家族やクリニックのスタッフ、患者さんみんなの無病息災を祈ってきました。きっと良いことがありそうです。

    この週末は休みなしです。土曜日は、そういうわけで花火を見に行って少し楽しみましたが、月初のレセプトチェックが山のように待っています。「日曜にすればいいじゃないか」と思うのですが、実はこの日曜は地域医療センターの内科系救急の当番です。コロナも多いこの時期、忙しい外来になりそうです。

  • 朝食は唐揚げ2個

    木曜は午後の3時頃から突然の雷雨となり、予想もしていなかったのでびっくりしました。激しい雨が1時間ほど降り続きました。後で知ったのですが、この大雨は東区の一部だけスポット的に降ったようです。その模様がネットニュースになっていたのでスクショをとりました。下の写真です。天と地が雨柱でつながった状態です。

    私がアメリカにいた頃は、地平線まで開けた場所でこのような雨柱をしばしば見かけましたが、日本では景色が開けていないのであまり見ません。とても珍しい風景です。この雨の後、雲も消えて晴れてきたので安心していたのですが、近所で晩ごはんを食べて帰ろうとしたら、また激しい雷雨となりました。土砂降りの中を全速力で走って帰りましたが、結局ずぶ濡れになって風呂場に直行、洋服は全部洗濯となりました。まるで熱帯のスコールのようでした。

    最近話題の本に「脂質起動」というものがあります。糖質制限をしつつ、油ものはしっかり食べたほうが健康に良いという、目からウロコの内容です。理屈は理解できるのですが、本当にそんなことをしていいのか半信半疑です。患者さんにも時々勧めていますが、自分自身でも確信が持てるように、このところ毎朝、鶏の唐揚げを2個、朝食にしています。

    唐揚げは血糖値を上げないので、血糖スパイクが起こりません。血糖が上がらなければ、その後の急降下もないという理屈です。血糖の乱高下は心臓や血管のストレスになるのはもちろん、血糖が下がってくると集中力が持続せず、仕事の効率も落ちます。

    以前勤めていた病院では、毎年一度「うなぎの日」があり、昼ご飯にうなぎの蒲焼が出るのですが、その日は無駄に白ご飯を食べすぎて、血糖スパイクが激しく起きていたのだと思います。昼から同僚たちは皆「今日は食べすぎたから眠い!」と言っていました。和食で白ご飯ばかり食べている人はこれが毎日起こるので、電車に乗ればうとうとするのです。外国人はそれを見て「日本は犯罪が少ないから安心して眠れるんデスネ」と言いますが、実は食事(炭水化物のとりすぎ)が原因なのかもしれません。

    今朝、たまたま唐揚げを切らしていたので、冷凍してあったパンをひとつ食べて出勤しました。すると午前中から眠いことこの上ない!びっくりしました。睡眠時間はいつもと同じですから、違うのは朝食だけです。朝食が変わると、こうも体調に差が出るのかと実感しました。

    「健康に良い」と勘違いして、朝からフルーツの甘味たっぷりのスムージーやシリアルを食べている人は要注意です。血糖スパイクが体調不良の原因になります。

    熊本空港の滑走路から西側に雨柱(東区だけ大雨)ネットニュースより

  • カルテは公文書

    私が毎朝出勤して最初にするのは、キューネットのセキュリティ(夜間警備)を解除することです。これを忘れていきなり鍵を開けると、サイレンがけたたましく鳴り、わずか数分で警備員さんが駆けつけてきます。実は過去に何度も「すみません、うっかり解除し忘れました」と謝ったことがあります。

    今朝はちゃんと解除して玄関に入ったはずなのですが、なぜか警備員さんが到着。どうしたことかと思ったら、解除操作をしたのに実際には解除されておらず、しかも通常なら鳴るはずのサイレンも鳴らなかったとのこと。調べてもらうと、昨夜の雷でセキュリティ端末が故障していたようでした。警備員さんから修理担当者にバトンタッチし、すぐに直してもらいました。キューネットさんの対応の早さには本当に感謝です。

    さて、最近は「職場のパワハラで体調を崩している」という患者さんが毎日のように来られます。心療内科の新患受付は現在停止していますが、もともとかかりつけの方については、このようなストレスによる体調不良のご相談も受けています。

    パワハラとは、上司が部下に無理難題を押し付けたり、感情的に叱責したりすることを指します。ただし診療の場で、上司と部下双方の言い分を確認して事実関係を明らかにすることはできませんし、それが医師の役割でもありません。場合によっては、部下側にも叱責される理由があるケースがあるのかもしれません。しかし私たちの仕事は、あくまで「事実関係の調査」ではなく、「体調の改善と治療」です。職場環境の改善は大切ですが、その対応は産業医や管理職といった立場の方々にお願いすることになります。

    同じように、家庭内のトラブルが原因で体調を崩される方も少なくありません。配偶者のモラハラが原因で来院される方の中には、離婚調停や裁判に至るケースもあります。この場合も、私の役割は体調の管理です。ただし、家庭での出来事が症状に関連している場合は、その経緯をカルテに記録しておくことがあります。これは後に裁判資料として提出を求められることがあります。

    カルテには一方の主張をそのまま記録することになりますが、裁判に使われる可能性があるため、診察時には誇張や事実と異なる内容がないよう、できるだけ正確にお話しいただくことが大切です。そうでないと、のちのちトラブルの原因となりかねません。

    晴れたり雷雨になったり目まぐるしく天気が変わりました

  • 通信トラブルでバタバタ

    朝から通常通り診療が始まりましたが、1時間ほど経ったころ、突然院内の電話が不通になり、同時にパソコンのインターネット回線もダウンしてしまいました。

    幸い、電子カルテは院内サーバーで稼働しているため、カルテの閲覧や記入は可能でした。しかし、診療報酬(会計)の計算を行うレセコンは最新型のクラウド型システムで、ネットがつながらないと計算ができません。

    そんな中、受付の医療事務スタッフが臨機応変に「手計算」で対応してくれたおかげで、なんとか診療を継続することができました。今はレセコンに必要事項を入力すれば自動的に計算されるため、手計算をする機会はほとんどありません。しかし、医療事務の学校では今も手計算を学んでいるそうで、その知識と経験がこんな場面で生きました。必死で頑張ってくれたスタッフのみんなに心から感謝です。

    NTTの担当の方にもお世話になりました。最初は「夕方なら伺えるかも」とのことでしたが、無理を聞いてくださり、昼休みに修理に来ていただけました。原因はルーターのような機械の故障で、交換してもらい、午後の診療には間に合いました。以前も似たようなことがあり、そのときはカラスが電柱から建物に入る光回線をつついて切ってしまったのが原因だったので、今回もてっきりカラスの仕業かと思ったのですが、違いました。

    ちなみに昨日は120名という記録的な患者数でしたが、この通信トラブルのあった今日は奇跡的に患者さんが少なめで、本当に助かりました。運が良かったとしか言いようがありません。それでも、各方面から「電話が繋がらない」との連絡をいただき、ご迷惑をおかけしました。

    さて、話は変わりますが、私の訪問診療先で、いつ行っても忙しそうに働いている方がいます。施設の管理者で、働きぶりは立派なのですが、「この人はちゃんと休んでいるんだろうか」と心配になるほどです。スタッフにもっと仕事を任せれば良いのに、自分で全部抱え込み、結果的にイライラしてしまう…。どの職場にもこういう上司がいるのではないでしょうか。

    職場はチームであり、家族のようなもの。お互いを信頼して助け合うのが一番だと思います。頼んでみれば、自分でやるより上手にこなしてくれたり、自分では思いつかないアイデア(コスト削減や時短の工夫など)が出てくるかもしれません。抱え込むより、信頼して任せることが、結果的に職場全体を元気にするのだと思います。