むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 免疫力を高める冬の健康対策

    かなり冷え込んできましたね。先週の週間天気予報では、今日あたり最低気温3度まで下がるとの予報でしたが、そこまでは冷え込まなかったようです。ただ、ここ数日の暖かさから一転した急な冷え込みは、やはり体にこたえます。インフルエンザが流行期に入りつつありますが、季節の変わり目ということもあり、通常の風邪の患者さんも増えています。皆様、くれぐれもお気をつけください。

    💉 まずは予防接種と基本の対策
    インフルエンザの予防接種はお済みでしょうか?まだでしたら、お早めにご相談ください。もし身近にすでに感染された方がいる場合、免疫力が低下していると、うがいや手洗いをこまめにしたとしても高確率で感染してしまうことがあります。

    💪 免疫力を「底上げ」する基本
    免疫力を上げる基本は、ストレスをためない、質の良い睡眠とバランスの取れた食事をしっかり摂ることです。サプリメントではビタミンB群やビタミンCが有名ですが、ここで忘れてならないのがビタミンDです。ビタミンDが欠乏すると感染リスクが上がると言われています。インフルエンザワクチンなどが特定の病原体に対して免疫を作るのに対し、ビタミンD濃度を適切に保っておくと、広く免疫力が向上します。そのため、インフルエンザはもちろん、新型コロナウイルスなど、どの感染症に対しても一定の予防効果が期待できるのです。

    🌡️ 体を冷やさないことが最大の防御
    もう一つ、忘れてならないのが体を冷やさないことです。体温が下がると、体内の酵素活性が低下し、免疫防御力も低下してしまいます。風邪の初期に体内でプロスタグランジンやインターフェロンなどのサイトカインが放出され、体温が上昇するのは、発熱によって酵素活性を上げ、免疫防御力を高めているためです。

    「熱が出たから」といって安易に解熱剤を使ってしまうと、せっかく体が高めている防御力を途中で止めてしまうことになり、結果的に免疫が落ちて、風邪が長引くことが知られています。解熱剤は乱用せず、本当に辛くて体力が消耗してしまうような時だけ服用することをおすすめします

    大村湾の朝

  • 血管を強くする方法

    今週は熊本大学医学部から実習生が来ています。診察の際、私の近くで勉強していますが、どうぞ気にせず、普段通りに診療をうけてください。もしご不安な点があれば、受付や看護師にお伝えいただければ、配慮させていただきます。医学生として将来のために貴重な学びの場となりますので、ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

    昨日のブログで、白目(結膜)部分に出血した後、漢方で速やかに回復したという話をしました。実際、患者さんの中にも頻繁に結膜出血を起こす方もいます。また、結膜だけでなく、手足に思い当たる衝撃もないのにあざができるということもよくあります。特に年齢を重ねると、こうした現象はよく見られます。これを紫斑と呼びますが、一般的には深刻な病気ではないため、病院に行っても「様子を見ましょう」と言われることが多いです。しかし、あざが消えたかと思うと、また別の場所に現れることがあります。これは血管がもろくなっているためです。

    血管壁はコラーゲンで構成されており、そのコラーゲンが不足することで血管が破れやすくなります。コラーゲンは、豚足に豊富に含まれることで知られていますが、普段の食生活で豚足を食べる機会は少ないですよね。しかし、牛すじや煮魚にもコラーゲンが豊富に含まれています。煮汁が冷えるとゼリー状になるのがコラーゲンですので、その汁をしっかり食べることが大切です。

    さらに、食べたコラーゲンが体内でしっかり働くためにはビタミンCが必要です。ビタミンCは血管を補強するのに重要な役割を果たします。ビタミンCが不足していると、コラーゲンだけでは血管の強化が不十分になります。私は、あざができやすい患者さんにはビタミンE(ユベラ)を処方します。ビタミンEは、体内でビタミンCをリサイクルし、共に働くことで効果を高めてくれます。もちろん、コラーゲンを豊富に含む肉や魚、ビタミンCを多く含む野菜や果物も合わせて摂取することが大切ですが、ビタミンEを取り入れることで、皮下出血がかなり減少するので、気になる方はぜひお試しください。

    大村の朝

  • 結膜出血を漢方で治す

    土曜日は無事に長崎の大村で講演を済ませることができました。会場の長崎医療センターで講演しましたが、参加者の大半はWEB参加で、会場で直接お会いできたのは10名ほどでした。それでも、とても興味を持って聞いていただき、がんばって準備したかいがありました。発表の後は、長崎ということもあり、海鮮の炉端焼き屋さんでご馳走になりました。WEBではなく現地に行くと、こういう良いこともありますね。滞在時間は短く、観光らしいことは何もせず、朝早い新幹線で帰ってきました。

    というのは、日曜日にしかできないことが色々あるので、あまり時間を潰すわけにいかないからです。今日は朝から家のゴンのトリミングを予約していたので、帰宅してすぐゴンをペットサロンにつれていきました。ゴンがいないうちに、ゴンがいつもいるサークル周辺を掃除するのがルーチンです。その掃除で汗をかいたついでに、車を洗車しました。ケルヒャーの高圧洗浄機を使って短時間で洗車できた気がしますが、本当に手間が省けたのかはよく分かりません。それにしても、いい天気で暖かかったですね。ベランダにはポータブル太陽光パネルを並べて、ポータブル電源を充電しました。

    午後はストレッチを予約していたので、まちに出かけました。今週末は花博だと聞いていましたが、実際は土曜だけだったようで、今日はところどころに名残が少しある程度でした。ストレッチが終わったら大急ぎでペットサロンにゴンを迎えに行きました。

    実は昨日、炉端でビールなどを飲みすぎたせいか、朝起きたらまぶたが結構腫れていました。これは大変と、まぶた周辺をマッサージしていたら、今度は白目のところが出血してしまい、目が赤くなってしまいました。これは結膜出血といいますが、ほとんどの場合は経過観察で自然に治ります。ただ、見た目が悪く気分が滅入ります。通常、眼科に行っても何もしてくれません。

    私はこの、なんでもない結膜出血をさっと治す(目立たなくする)方法を考えました。漢方ではこのような局所の出血は瘀血といいます。したがって、瘀血を治す処方が効くと考え、これまで多くの患者さんに処方したところ、皆さんすぐに改善したとおっしゃっていました。そこで、私も家にあった治打撲一方を1袋飲んでみたら数時間でかなり薄くなりました。夕方にもう1袋飲んだので、明日にはさらに改善していることを期待しています。

    追記;今朝見たら治っていました。たった2包で治るなんてすごい!

    くまもと花博2025

  • 血圧管理の重要性

    いつもの土曜日は混雑して慌ただしく時間が過ぎますが、今週は比較的ゆっくりで助かりました。午後から長崎県大村市で講演があり、その準備があったからです。昼に仕事が終わり外に出てみると、さんさんと日が照りつけ、暑いほどでした。出発まで少し時間があったので、布団を干したり洗濯をしたりと、つかの間の土曜の午後を過ごしました。

    長崎方面へ新幹線で向かうには新鳥栖で乗り換えが必要ですが、佐賀県内の区間が在来線のままなので、意外と時間がかかり面倒です。長崎はすでに新幹線が開通していますが、この状況は、かつて熊本の新幹線建設が遅れ、鹿児島側から先に開通した時と似ています。それぞれの事情があるとはいえ、多くの人が利用しやすいよう、早く全線開通してほしいものです。

    気温が下がってきた影響で、血圧が高くなる患者さんが増えています。私は降圧薬を処方する際、夏と冬で薬の強さを調整することがよくあります。一年を通して同じ治療で問題ない方もいますが、季節に応じて適切に調整したほうが良いと考えています。

    特に問題なのは、寒い朝に布団から出た瞬間、血圧が急上昇して脳卒中を起こしてしまうケースです。これは非常に不幸なことで、普段から注意していても、薬が十分に効いていなかったために残念な結果を招きます。近年は血圧値の学会基準が厳しくなっていますが、それを知って家庭血圧が140前後でも「高い」と心配して来院される方が増えています。

    しかし、高齢で脳動脈硬化がある場合、血圧を下げ過ぎると今度は脳梗塞のリスクが高まります。加齢に伴い血管は多少細くなり、その結果、脳へ十分な血流を送るために体が血圧を上げようとするのです。基準だけを鵜呑みにすると、かえってよくない場合もあります。このように、血圧管理は単純ではありません。

    かつて日本で脳出血が多かったのは、高血圧が放置されていたことに加え、日本食の塩分の多さ、そして当時はタンパク質の摂取が不十分で血管が脆かったことが背景にあります。血管はコラーゲンでできています。肉や魚に含まれるコラーゲンをしっかり摂り、ビタミンB・Cなど基本的な栄養を確保することで、しなやかで丈夫な血管が保たれます。

    大切なのは、適切な血圧管理と栄養管理です。梅干しや漬物とご飯だけの食事は、塩分過多かつタンパク不足になりやすいため注意が必要です。

    大村湾を望む 長崎インターナショナルホテル
  • 病院運営を助けてくれる皆さんの存在

    病院を運営するには、医者と看護師と医療事務が揃えば大丈夫、と思われるかもしれません。しかし、それはあくまでミニマムであり、実際にはもっと多くの人たちの助けがなければ運営は成り立ちません。クリニックの目の前には薬局がありますが、私が処方箋を書いても薬がなければ治療は成立しません。薬局なしでは何もできないというのが現実です。

    スタッフの給与計算や労務管理は社労士さんに、毎月の帳簿整理や年に一度の決算処理は税理士さんにお願いしています。出来上がった決算書を法務局へ提出し、必要な手続きを行ってくれるのは行政書士さんです。

    また、医療廃棄物を回収してくれる業者さん、ワックスがけを担当する清掃会社、植木の手入れをしてくれる造園業者さんも欠かせない存在です。さらに、院内で使う医薬品の卸会社、採血検査を請け負う検査センター、電子カルテや院内サーバーのメンテナンス会社など、困ったときにすぐ対応してくれる人たちの支えがあって診療が成り立っています。

    その中で、「契約しているけれど、出番がないことが一番ありがたい」存在が顧問弁護士さんです。いざというときに気軽に相談できるよう、当院では弁護士事務所に顧問を依頼し、法律に関する相談に対応してもらっています。もちろん訴訟になれば本格的に出番が来ますが、そんな事態がこの先も起こらないことを願うばかりです。とはいえ、そのままだと疎遠になってしまうので、年に2~3回は食事をご一緒し、近況を語り合って交流を深めています。昨日も久しぶりにお会いし、美味しい食事とともに有意義な時間を過ごしました。

    このように、クリニックというひとつの事業を運営するには、多様な業種の方々の力が必要です。それぞれと契約を結び、連携してもらうことで初めて医療が提供できます。医療のことだけを知っていても、世の中のことを知らなければ何もできません。医師会や学会の勉強会などで同業者との交流は盛んですが、異業種との交流こそ非常に重要です。職種が違えば抱える問題も目指す方向も異なり、知らないことばかりなので、話していて興味が尽きません。

    インターネットでは、自分の興味に合わせた情報ばかりが自動的に流れてきます。そのため、異なる世界の動きに気づきにくいという課題があります。視野を広げるためには、新聞や雑誌といったオールドメディアのほうがむしろ重要なのではないかと感じています。

    なぜネットフリックスがポテチとコラボ?セブンで売ってました

    下の一時停止ボタンなど、デザインが凝ってますね