むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 熊本城マラソン・みんな頑張れ!

    明日は熊本城マラソンです。今(土曜夜)は結構激しく雨が降っていますが、天気予報によれば明日は快晴。気温もかなり上がるらしく、雨の心配はなさそうです。その代わり、ランナーにとっては暑さとの戦いになる、過酷な「マラソン日和」になるかもしれません。走らない人にとっては、絶好の行楽日和になりそうですね。

    私は今日も、嘉島町の「水春(すいしゅん)」へ行ってきました。雨の日の露天風呂も、体が芯から温まると非常にリラックスでき、気持ちの良い時間を過ごせます。

    明日、私は大会には出場しませんが、街の「Dr.ストレッチ」を予約しているため、交通規制が心配です。時間帯によって通行止めになるルートが決まっているので、そこを避けて向かうつもりですが、うまく駐車場に辿り着けるかどうか……。本来なら市電やバスを利用すべきなのでしょうが、どう動くかまだ思案中です。


    「足がつる」原因は、水分が吸収されていないから?

    さて、明日のランナーの皆様にはもう間に合わないかもしれませんが、ふと思い出したことがあるので書き留めておきます。

    フルマラソンの後半、足がつるのを防ぐために多くのランナーが「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」をお守り代わりにポケットに忍ばせて走ります。私もかつて出場していた頃は、必ず持ち歩いていました。 しかし、実際に足がつりそうになった際、芍薬甘草湯を飲んでも期待したほど劇的な効果を感じられないこともありました。

    私の経験上、最も効果を実感したのは、私設エイド(走ろう会などのグループ)で提供されていた「味噌汁」でした。 フルマラソンではこまめに水分を摂りますが、走り続けて疲労が溜まると、消化管の吸収能力が低下します。すると、水分を摂ってもお腹に溜まるばかりで、肝心の筋肉へ行き渡らなくなります。この「内臓には水があるのに、組織は脱水している」という矛盾した状態が、足がつる大きな原因の一つです。

    そんな時、味噌汁のような適度な塩分を含んだ温かい飲み物を摂ると、不思議と水分が体に染み渡る感覚があり、足のつりが和らいで再び走り出すことができたのです。


    私が提案するマラソン対策

    この経験から私なりに導き出した考察ですが、マラソン中の対策には芍薬甘草湯だけでなく、「五苓散(ごれいさん)」の併用が非常に適しているのではないかと思います。

    • 五苓散の役割: 五苓散は「水滞(すいたい)」、つまり水分の分布の偏りを整える漢方薬です。胃腸炎や片頭痛の際によく処方されますが、「消化管に停滞して吸収されない水分を、適切に血管や組織へと送り出す」作用があります。

    • おすすめの補給法: レース中に五苓散を数回に分けて服用し、給水所では水だけでなく、スポーツドリンクや梅干しなどで「塩分」もしっかり補給する。

    これにより、摂った水分が効率よく体内で機能し、より効果的な脱水・足つり対策になるはずです。明日のランナーの皆様が、無事に、そして笑顔でゴールされることを応援しています。

    イオンモール嘉島のフードコートにて「牛角」のセットメニュー