むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 腸脳相関

    建国記念日の祝日、皆様いかがお過ごしでしたか。

    私は、通常の水曜日のスケジュール通り、訪問診療へ行ってきました。診療自体は2時間足らずで終わるのですが、事前のカルテ準備や帰宅後の記録整理などを含めると、意外と時間がかかります。結局、私にとっての祝日は、半分は仕事で終わることとなりました。

    せっかくの祝日。いつもの土日のように「水春の温泉」へ行くのも良いのですが、今日は気分を変えようと思い、御船テラスまで足を延ばしてきました。こちらの温泉はBGMがなく非常に静かで、サウナも充実しています。いわば「通好み」の施設といったところでしょうか。少し距離はありますが、時間をかけて行く価値のある素晴らしい場所です。

    こうした祝日は、あえて「いつもの週末」とは違う過ごし方を心がけています。普段ならNetflixなどを見てあっという間に時間が過ぎてしまうこともありますが、今日は時間を無駄にせずあらかじめ作成した「To Doリスト」に従ってテキパキと行動しました。

    その一つが、玄関のタイル掃除です。ネットで評判の「玄関タイル用ブラシ」を購入し、試してみました。100均のアルカリ電解水をタイルに吹き付け、ブラシでゴシゴシとこすり、浮いた汚れをタオルで拭き取るだけ。30分足らずの作業でしたが、玄関は見違えるほど綺麗になりました。日を改めてもう一度行えば、完璧に仕上がるのではないかと期待しています。

    さて、昨日はWEB講演会で「うつ病」について学びました。興味深かったのはマウスによる動物実験の話です。あるマウスに別のマウスの便を移植すると、なんと性格まで変わってしまうという結果が示されたそうです。つまり、私たちが機嫌よく過ごせるか、あるいはうつ状態になるかは、単なるストレスや性格の問題だけでなく、「腸内環境」が極めて大きく影響しているということです。

    うつの傾向を持つマウスの便を移植されたマウスがうつ状態に陥る……この事実を考えると、腸内環境を整えることの重要性を痛感します。それは単に乳酸菌やビフィズス菌を摂ればよいという単純な話ではありません。お腹に炎症を起こしやすい「リーキーガット症候群」の原因となる小麦や牛乳の摂り過ぎに注意すること、あるいは腸管カンジダを助長する甘いものを控えることなど、日々の食生活の積み重ねこそが大切なのです。

    この分野の研究は、今まさに急速な進歩を遂げています。もし、心の不調が「整腸剤」のようなアプローチで治療できる時代が来れば、これほど素晴らしいことはありません。医学の未来に期待を抱かせてくれる、非常に面白い講演会でした。