国から突然「かかりつけ医機能報告」という制度が始まり、すべての医療機関は今後2か月ほどのうちに、ネットを通じて厚労省に「自院がどの程度かかりつけ医機能を有しているか」を報告するよう通達が来ました。
とりあえず厚労省のサイトを見てみると、「かかりつけ医研修を受けたか」など、いろいろな質問があります。そんな研修、受けたかな? 勉強会にはいろいろ出ていますが、その中に“かかりつけ医研修”としてカウントされるものがあったのかどうか、正直よく分かりません。他にも分からないことばかりで、困った挙げ句、とりあえず想像で入力し、保存するところまで進めてしまいました。
そんな折、今日の夕方、診療終了後に医師会でこの「かかりつけ医機能報告制度」の説明会がありました。これは助かりました。自力では何が何だか分からなさすぎます。
帰宅途中に開始時間となったため、携帯でWEB説明会に参加したのですが、スライドの文字がものすごく小さく、しかも情報量が多くて、ほとんど読めません。大事なことがたくさんあり、聞き逃したら大変です。急いで帰宅してiPadで入り直そうとしましたが、一度自分のIDで入室すると、端末を変更できない仕様のようで入れませんでした。
仕方なく、音声は携帯で聞き続け、スライド資料だけ別途ダウンロードし、無事に大きな画面で内容を確認することができました。
結局わかったのは、「かかりつけ医研修会」というものは、現時点では実質的にまだ存在していないということです。「受けましたか?」と聞くこと自体がやぼだと言い返したくなる気もします。ただし、これまでの研修受講歴や、休日当番医などの医師会活動の実績を申請すれば、研修済みとして扱ってもらえることが分かりました。
さっそく医師会のホームページから自分の実績を検索し、「かかりつけ医研修済証」の申請まで済ませることができました。めでたしめでたし、です。
この制度の目的は、今後急増する高齢者に対し、いきなり専門医療機関に集中するのを避け、まずは総合診療医相当の「かかりつけ医」が診る体制を整えることにあるようです。今回の報告制度は、その第一歩なのでしょう。
日本の医療制度は、これから大きく変わっていきそうです。変化についていけないクリニックは、振り落とされ、淘汰されていくのだろうと感じています。

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