天気予報の通りすごく温かい一日でした。診察室は25度まであがり、頭の回転が落ちるのでついに冷房を入れてしまいました。セーターやコートなどを着ている患者さんもいるのに私は半袖で場違いな感じでした。こんな暑いのは今日が最終日で今週末からぐっと寒くなりそうなので、風邪引かないように気をつけましょう。最近はインフルエンザも多く、子供がもらってくるとすぐ家族内にまん延します。なにか予防する方法はないかと患者さんに聞かれますが、私のおすすめはワクチンよりもビタミンCとDです。緑茶(カテキン)も大事です。睡眠不足やストレスを避けること、体を冷やさないことも大事です。最近は加湿の重要性は以前ほど言われていません。私も加湿器は使っていません。
今日ニュースを見ていたら、診療報酬改定のことを話していました。本体部分は医療従事者の給与ベースアップのため微増、そして薬価は引き下げの方針だそうです。私たちクリニックとしてはこの方針決定でホッとしているところですが、問題は製薬会社です。製薬会社は開発した薬の価格を自分たちでは決められません。まるでひとむかし前の共産国みたいですが、国が決めた公定価格となります。その価格が医療費削減のために年々引き下げられています。むかし1錠200円ぐらいしていた薬も特許が切れたら10円20円の世界です。どんなにメーカーが頑張っても全く利益が出ないどころか作るだけ損することもあります。当然、設備投資もできず、開発費も捻出できません。国内の製薬メーカーは弱体化し、国際的な競争力を失っています。そればかりか、せきどめ、降圧剤、ビタミン剤、漢方薬など様々な医薬品が欠品しています。街の薬局に行けばコルゲンなどの咳止めはたくさん売ってあります。それは処方薬の10倍以上高い値段だし、製薬メーカーが自由に小売希望価格を決められるため、そちらにシフトしていると思われます。薬がないと医療はできません。日に日に医療崩壊が近いことを感じていますが、こんど更に薬価引き下げが行われると、更に事態は深刻となります。
折しもインフルエンザなどの患者さんがどんどんきますが、咳止めは処方できません。2−3日して患者さんがタミフルで熱は下がったけど咳が酷くて眠れないとか、仕事に出ても咳で仕事にならない、といって再来されますが、無いものは無い。咳止めが欲しかったらコスモス薬局でコルゲン咳止めでも買ってくださいと言うしかありません。こんな世の中になるとは予想もしていませんでした。
追記:ちなみに私たち病院の初診料・再診料なども国が決めているので病院独自に値段を決めることはできません。初診料半額キャンペーンとか、ポイントを貯めて無料診察券をゲットしよう、なんてことは許されません。

