むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 生産効率を上げる以外ない

    私は週2回はスポーツジムで温泉とサウナに入るので自宅の風呂を使うのは残りの5日です。夏の間はほとんどシャワーしか使いません。しかし、このところの冷え込みでシャワーではいよいよ寒くなり、半年ぶりくらいに浴槽にお湯をためました。給湯器の中のお湯が久しぶりに入れ替わったみたいで、なんとなく湯船のお湯が鉄っぽい匂いがします。それにしても、自宅でちゃんとお湯をためてゆっくりお風呂に浸かるのはなんと気持ちいいことでしょう。しっかり温まったら湯冷めしないようにさっさと寝ることにしました。やっぱりシャワーだけとは疲れの取れ方が違う気がします。

    今日は日赤の加島先生の漢方の講演があり、私は座長で会場で話を聞きました。テーマは「咳に効かせる漢方」ということで、おりしもインフルエンザなどの風邪患者さんが増えてきておりタイムリーなテーマです。最近、医薬品不足が信じられないほどひどく、咳止め(西洋薬)はほぼ全滅です。全く入手できません。皆さんには、どうしても咳止めが欲しかったら市販のコルゲンなどを買っていただくようにお願いしています。病院で今のところ入手できるのは喘息治療薬くらいです。喘息の吸入薬、アレルギーを抑える薬、気管支拡張剤、ステロイド含有剤などはなんとか処方できます。そんな状況で、皆さんが咳止め効果のある漢方薬を処方されるため、今度は漢方も品薄になり、入手困難、出荷調整が続いています。豊かだった日本がいつの間にこんな品不足で悩むような事になったのでしょう。

    日本人は勤勉と言われていましたが、私の経験ではアメリカのほうがずっと勤勉です。仕事に対する意欲も出世欲ももっと稼ぎたいという欲も日本人より遥かに強い。そうこうしているうち、日本人はだらだらと長時間労働している割に生産性が低く、一人あたりの生産性は先進国中かなり下の方です。いまだに手書きで書類を大量に書いているし、切手を貼って郵送しています。レジではいまだに現金を使う人が大勢います。なぜ電子化できないのか不思議です。生産性が低いから国はどんどん貧乏になり、医薬品も買えず、設備投資もできず、悪循環です。ただでさえ、急激な人口減少を目の当たりにしているのですから、少ない労働人口で今までの生活を維持するためには何倍も生産効率を上げる以外にありません。無駄な会議はしない。リモートで済む仕事はリモートにする。電子化を進める。やらないといけないのは慣習にとらわれず大胆に変革することだと思います。

    花トンネル