経営者モーニングセミナーで、コウノトリのゆりかご(赤ちゃんポスト)の開設に尽力された田尻由貴子さん(慈恵病院のもと師長さん)のお話を聞きました。このモデルはドイツにあったそうです。ドイツに赤ちゃんポストが始まり、その数年後には日本に開設できたのは慈恵病院の蓮田理事長と田尻さんの功績だと思います。今日の話で聞いたのですが、ドイツではすでに全国に沢山の赤ちゃんポストがあるのに対し、日本はまだ熊本だけです。一つの病院がやろうとしても簡単にできるものではなく、市町村や国など行政のバックアップがないとできないそうです。もちろんそこには法的な問題や倫理的な問題があり、身元確認のため警察の協力も必要だとのことです。また、育てられない赤ちゃんを引き受けるだけでなく、その前から妊婦さんの相談をうける窓口も設置して、問題解決の糸口をさぐる努力をされているそうです。この問題は熊本ではホットなのに、どのような運営をされているかあまりよく理解していませんでした。すでに何百人という命をすくい、特別養子縁組などの制度を通して生まれてきた赤ちゃんを大切に育ててもらっているという話をきいて、心温まりました。ドイツに負けないように日本各地にこのような施設ができて、生まれてくる赤ちゃんが不幸なことにならないように願います。
赤ちゃんの話で思い出すのは少子化問題です。日本の少子化は驚くべき状態で、これから団塊の世代が大量に亡くなれば日本の人口は激減します。国は対策をいろいろ考えているようですが焼け石に水状態です。晩婚化が進んでいること、未婚率が上がっていること、子育てにかかる費用(学費、習い事など)が高いこと、家が狭いこと、核家族で母親に子育ての負担が大きいこと、女性の社会進出でキャリアを中断したくないこと、などなど少子化となる理由は山のようにあります。
そんな中で、会社は毎年事業計画で前年比プラス何%を目指すとか、必ずといっていいほど成長戦略を語ります。人口が減っていくのだから普通考えてマーケットは縮小します。事業計画は人口減少に合わせて毎年マイナスでも何ら不思議ではありません。現状維持できれば御の字です。それを無理やりプラス成長を目指すから、人手不足、時間外労働、ブラック企業などの問題が出てきます。時代はAIを使った無人(ロボット)製造です。営業などに人手を使うのは無駄。時代についていけない会社は淘汰を余儀なくされると思います。

ナミ像@萌の里
