むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 狭心症について

    まだまだ昼間は暑いですね。診察室はエアコンで涼しくしていますが、患者さんの中にはセーターなどを着ている方もおられるので、人により暑い寒いは随分違うんだなと感じます。私は一日中半袖白衣です。風邪をひいた患者さんだと寒気も強いので、院内のエアコンが寒いときはお伝え下さい。一時的にクーラーを切ったり対応できると思います。明日は雨になり、その後は冷えてくるそうですので、寒暖差も大きくなりそうです。最近はインフルエンザも増えてきていますので、体調管理にはご注意ください。

    秋になり、患者さんで増えてきたのが胸痛や高血圧など循環器疾患です。私は医学部の学生時代に済生会病院で調査したところ、心筋梗塞が一番多かったのは10月でした。まさに今です。おそらく自律神経が不安定な季節なのではないかと思います。せっかくなので狭心症について解説しておきたいと思います。狭心症は大きく分けて2つあります。一つは労作性狭心症と言い、高齢者が階段や坂道で胸が苦しいと言うもの。一定以上の運動負荷で症状が出るので、本人はこれ以上は無理というラインがわかっている事が多いです。原因は心臓の冠動脈の動脈硬化です。コレステロールが高いために血管内腔が狭くなり、運動時に増加する酸素需要に見合うだけの血流を保てなくなり症状が出ます。

    もう一つは安静時の狭心症で、異型狭心症とか冠攣縮性狭心症と呼ばれます。比較的若い世代から見られるのでまさか自分が狭心症なんて、とにわかには信じられない人も多いと思います。原因は冠動脈の攣縮(れんしゅく;痙攣したみたいに縮むこと)です。おそらく遺伝的な原因があると思われます。診断確定のための検査は心電図や心エコーです。場合によっては運動負荷心電図(トレッドミル)やホルター(24時間)心電図を行います。冠動脈の狭窄があるかは心臓カテーテル検査ではっきりしますが、最近は造影CTでもある程度わかるので、検査が簡単になってきました。