むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • サウナはマインドフルネスの場

    仕事や家庭のストレスなどで体調を壊して来院される方は非常に多いです。当院ではカウンセリングなどは対応できませんので、薬の処方でなんとか心と体を立て直してもらえるように考えています。しかし中には抗うつ剤や安定剤に対してとても抵抗される方がいて、仕方なく漢方で治療する場合もあります。漢方でうまくいくときもあるのですが、私からすると、治療効果が不確実なので、抗うつ剤などをベースに使いながら漢方を併用し、元気になったら漢方だけにしてみるとか、抗うつ剤を減らすために漢方を強化してみる、などの方法が良いのではないかと思っています。

    ところで、このように薬に頼りたくない人に私が皆さんに勧めているのはビタミンB,ナイアシン、鉄、プロテインなどのサプリをしっかり取ってストレスに強い体を作る事、いわゆる分子栄養学に基づく栄養療法です。もう一つ、ほとんど治療には使っていませんが、話題提供としてお話しているのが、マインドフルネス(瞑想療法)です。マインドフルネスは、もともと禅などで使われている瞑想のテクニックを心の医療に応用したものです。自分に降りかかるストレスをストレスと捉えず、客観的に事実を事実として受け止める。雨が降ってるな、風が吹いている、虫が鳴いている、暑い、などをそのまま事実として捉える。職場では、上司がまた大声でなにか言っている、同僚がなにか話している、自分はそのことで気分が落ちた、仕事のことばかり考えている自分がいる、とあるがままを素直に見つめる。良いとか悪いとかの判断をしないで客観的に見つめる作業をすることで、不安や抑うつが軽くなるそうです。

    私もマインドフルネスを使いこなしているわけではないので、うまく説明できませんが、最近サウナでととのう練習をしていて、これってマインドフルネスじゃん、と気が付きました。サウナで、暑いー暑いー。水風呂で、冷たいー冷たいー。外気浴で、風が心地良いー、サイコー。これを3回繰り返すと30分程度の瞑想状態になります。そのための大事なのはサウナにTVがないこと、サウナや外気浴をする場所で大声でおしゃべりしたり走り回ったりする人がいないことです。こう考えると、ストレスで調子の悪い人で抗うつ剤なんて飲みたくない、というときはサウナで瞑想です。嫌なことを忘れて頭をリセットできますよ。