以前のブログで、私の幼少期の思い出として、父に連れられてベトナム難民の保護施設を見学したことを書きました。ベトナム戦争後の混乱期、小さな船で命がけの国外脱出を図った人々は「ボートピープル」と呼ばれ、日本各地で保護されました。今から40年ほど前の話です。
単なる昔話のつもりで綴ったのですが、先日、この記事を読んだ患者さんから「自分も昔、その施設に行ったことがあります」と声をかけていただきました。益城に施設があったとのことですので、おそらく私が見学したのと同じ場所でしょう。 その方のお父様は当時、施設を眺めながら「この人たちは今、日本で保護されているけれど、いつかきっと日本のために力になってくれる存在になるよ」と話しておられたそうです。その予見通り、現在、私たちの身の回りでは、コンビニや農業、介護の現場など、人手不足のさまざまな場所で、ベトナムの方々が献身的に働いてくれています。
私は当時の記憶があるからか、ベトナムの方々の根性や、命がけで物事をやり遂げる国民性に強い関心を持ち続けてきました。どんなものを食べ、どんな音楽を聴き、どんな服を着ているのか……。興味は尽きず、今ではベトナム料理店を見つけると、たとえ言葉が通じなくても思わず入ってしまいます。 おかげで、熊本市内のいくつものベトナム料理店で店員さんと顔なじみになりました。当院にも健康診断でベトナムの方が来院されることがあり、どこでどのような仕事をされているのか、つい興味津々でお話を伺ってしまいます。
ところで、皆様は「バインミー」というベトナムのサンドイッチをご存じでしょうか。私の大好物で、よく食べに行きます。健軍商店街や健軍自衛隊前、下通りにもお店があります。 バゲット(フランスパン)を使うのが特徴で、非常に洗練された味わいです。これはベトナムがかつてフランスの植民地だったという歴史的背景から生まれたもの。タイ料理のようなスパイシーなエスニック料理とはまた一味違った、奥深い魅力があります。まだ食べたことのない方は、ぜひ一度試してみてください。
私のブログを読んだGemini が素敵な話だからベトナム人の乗った小舟とバインミーをイメージした画を書きましょう、と言って作ってくれた画です!(笑)
