むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 弾丸でソウル1泊してきました

    私は訪問診療の患者さんを80名ほど抱えているため、いつどのタイミングでも、数名は調子の悪い方がおられます。老人ホームなどから「熱が出ました」「酸素化が悪いです」といった連絡が入り、場合によっては緊急で往診をしたり、薬を処方したりすることもあります。そのため、訪問診療をしていると、なかなか完全に気を抜くことができません。世の中がゴールデンウィークやシルバーウィーク、お正月などで休んでいる時も、私の場合はなかなかゆっくりできません。いつでも対応できるよう、休みの日でもあまり遠くへ出かけることはありません。

    そのため、学会も福岡くらいまでなら行けますが、九州を出るような場所で開催される学会には、この10年ほどほとんど参加していません。ところが、ごく稀に、訪問診療の患者さんが皆さん落ち着いているタイミングがあります。今回のシルバーウィークが、まさにそんな珍しいタイミングでした。

    そこで今回は、意を決して弾丸で1泊2日のソウル旅行に行ってきました。患者さんの状態はいつ変わるかわかりませんので、飛行機のチケットを取ったのも出発の10日ほど前。急いでホテルを予約して、ほとんど勢いで行くことにしました。

    調べてみると、私が以前韓国を訪れたのは7年前でした。その時も今回と同じように、たまたま訪問診療の患者さんの状態が落ち着いていたため、旅行に行くことができたのです。その後、新型コロナウイルスの流行があり、海外旅行どころではなくなりました。コロナが落ち着いてから、また韓国に行きたいと思っていたのですが、気がつけば数年が経っていました。今回、ようやくそのタイミングが巡ってきたというわけです。

    今回の旅行は、いきあたりばったり「ノープラン旅行」です。久しぶりの韓国なのに、ガイドブックは全く読まず、事前にダウンロードしたのは地下鉄の地図くらい。どこにどんな美味しい店があるのかという情報も、ほとんど持たずに行きました。

    このコロナ禍の間、私は韓国ドラマを毎日のように見ていました。さらにNHKの語学講座でハングル講座もずっと聴いていたので、いつの間にかハングルもだいたい読めるようになっていました。7年前に韓国へ行った時は、ソウル駅から地下鉄に乗るだけでも一苦労でした。ハングルが全く読めなかったので、「ソウル駅から何駅目で乗り換える」という情報だけを頼りに、必死で乗っていました。ところが今回は、ハングルがある程度読めます。地下鉄の案内表示を見れば、どこに行けばいいのかだいたい分かります。以前のようにハングルの案内板を暗号や記号かのように凝視する必要もなく、鼻歌でも歌いながらぼーっと地下鉄に乗っていても、乗り換え駅を見逃すことはありませんでした。

    ただ、1か所だけ、とても乗り換えが複雑な駅がありました。なぜか目的のホームにたどり着けません。仕方がないので、近くで掃除をしていたおばさんに韓国語で話しかけてみました。「カンナムに行きたいのですが、どっちの方に・・・?」というようなことを、韓国語で聞いてみたのところ、ちゃんと通じました。教えてもらった通りに移動すると、無事に目的の路線に乗ることができました。

    街を歩いていても、看板がある程度読めるようになっています。以前なら何の店なのか全く分からなかったものが、ハングルを読めるだけで、何となく店の種類や内容が想像できます。まだまだ知らない単語がたくさんありますが、今回旅行してみて、「もう少し勉強すれば、かなり分かるようになるな」という感覚がつかめました。これからは単語や表現を少し意識して覚えていけば、もっと効率よく韓国語を身につけられそうです。

    たった1泊2日の弾丸旅行でしたが、久しぶりに海外へ出かけたことで、かなりリフレッシュすることができました。そして、韓国語をもう少し勉強してみようという意欲も出てきました。

    普段はなかなか遠くへ出かけることができませんが、今回は訪問診療の患者さんが落ち着いているという、本当に珍しいタイミングに恵まれました。おかげさまで、短いながらもとてもいい休日を過ごすことができました。

    江南(カンナム)