むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 水害時、水深を見える化するアイディア

    ニュースを見ていると、連日のように日本のどこかで水害が起きています。毎日、災害の起こっている場所は変わりますが、ニュースで流れてくる内容は、ほとんど同じです。「レベル5の特別警報が発表されました」「命を守る行動をとってください」そんな言葉が、毎日のように繰り返されています。今日ニュースを見ていると、千葉県でもまた豪雨による水害が起こったと報道されていました。先月浸水した地域が、再び被害を受けているようです。ニュースに出てきたお店は、前回の水害から3日前にようやく営業を再開したばかりだったそうです。それが、今日また浸水してしまった。店を片付け、ようやく営業を再開して、「これから頑張ろう」と思った矢先に、また水害に遭う。そのお気持ちを考えると、本当にお気の毒としか言いようがありません。

    10年前の熊本地震のとき、私たちも似たような経験をしました。最初の大きな地震で、家の中のものが倒れたり、散乱したりしました。「大変なことになったな」と思いながら、一日かけて片付けました。ところが、ようやく片付いたと思った翌日に、今度はさらに大きな本震が来ました。そのときの脱力感、失望感、そして絶望感。あのときの気持ちは、実際に経験した人でなければ分からないものだと思います。だからこそ、今回、千葉県で同じ地域が短期間に2度も水害に遭ったというニュースを見て、被災された方々のご苦労が身にしみて分かるような気がします。本当に言葉がありません。

    近年の大雨や豪雨災害を見ていると、地球温暖化が私たちの生活に大きな影響を与えていることを実感します。台風が強くなることや、大雨が増えることは以前から言われていましたが、まさかこれほど頻繁に、全国各地で豪雨による被害が起こるとは、以前は想像していませんでした。もし、こうした災害が今年だけではなく、これからも繰り返し起こるのであれば、私たちは真剣に「どこに住むか」ということも考えなければならないのかもしれません。

    大雨そのものを私たちの力で止めることはできません。だからこそ、住む場所を選ぶことや、危険な場所を知っておくことが重要なのだと思います。

    もう一つ、大雨のニュースを見るたびに気になることがあります。それは、アンダーパスなどの低い場所に車が入ってしまい、浸水して動けなくなったり、最悪の場合には死亡事故につながったりするケースです。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。一つの理由は、道路にどのくらい水がたまっているのか、車の中からでは分かりにくいことだと思います。

    遠くから見ると、道路が少し冠水しているだけに見える。ところが実際に進入してみると、想像以上に深く、水圧やエンジンへの浸水などによって車が動かなくなってしまう。そう考えると、これから同じような事故を減らすためには、「水深を目で見て分かるようにする」ことも一つの方法ではないかと思います。私が以前からあったらいいのではないかと思っているのが、道路脇の電柱やアンダーパスの壁に、水深を示す目盛りを設置することです。たとえば、地面から30cm、60cmなどの高さに目印をつけて、色を変えておく。

    それが一目で分かるだけでも、進入するかどうかを判断する材料になります。電柱に特殊な塗装をするのが難しければ、自治体が地面からの高さを測って、ビニールテープなどで目印を付けるだけでもいいのではないでしょうか。

    本来なら、アンダーパスには冠水時には信号機や進入禁止ゲートなどによって、車が入らないようにする仕組みがあれば理想的です。ただ、費用や維持管理などの問題もあるでしょう。

    そこで、アンダーパスの壁面にも、道路からの高さが分かるような目盛りを付けておき、ドライバーが遠くから見ても、「ここまで水が来ている」ということが直感的に分かるようにしたらいいと思います。

    もちろん、最も大切なのは、冠水している場所には無理に進入しないことです。それでも、人は「これくらいなら大丈夫だろう」と判断してしまうことがあります。そのときに、危険を数字や色で「見える化」しておけば、思いとどまるきっかけになるかもしれません。

    ChatGPTが私のアイディアをうまく絵にしてくれましたが、30センチがずいぶん高いところにあり、スケールが現実とズレている点はご容赦ください。