むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 近くの人に手を差し伸べよう

    今回の熊本地震から一夜が明けました。10年前の熊本地震を経験した私たちにとっては、まだまだ油断できない状況が続いています。

    10年前の熊本地震では、「もう一度、大きな地震が来る」と私は感じていました。しかし、実際の本震は私が予想していたよりも半日ほど早く発生し、その時は完全に油断していました。その経験があるため、今回はできるだけ気を抜かずに備えているつもりです。しかし、人が何日も緊張状態を保ち続けるのは、なかなか難しいものです。

    テレビやSNSを見ていると、大きな被害に遭われた方々の様子が次々と目に入り、気持ちまで沈んでしまいます。私の知人も八代で大変な状況にあるようです。その話を聞くたびに、「何とか力になりたい」と思うのですが、遠くからではできることが限られ、もどかしさを感じています。

    こういう時こそ、一番力になるのは近くにいる人同士なのだと思います。普段はあまり交流のないご近所の方でも、困っている様子を見かけたら、少しでも余裕のある方はぜひ手を差し伸べていただきたいと思います。反対に、支援が必要な方は遠慮せず、近くの方や地域の方に相談してください。災害時には、遠くの知人よりも、すぐそばにいる人の助けが何より心強いものです。

    行政も全力で対応されていると思いますが、これだけ広い範囲で被害が出ると、どうしても対応が追いつかない場面があると思います。困った時には、近くの学校などに開設されている避難所へ行き、そこで対応されている方に相談することも大切です。病院も混雑していると思われますが、体調が悪い時には無理をせず、医療機関を受診してください。

    10年前の熊本地震の際、私は桜十字病院で勤務していました。近隣の住民の方々が病院のロビーへ避難して来られ、トイレや水道を利用されていました。医療だけでなく、そのような生活インフラが利用できるだけでも、多くの方の助けになっていたことを今でも覚えています。

    「いつまでこの状況が続くのだろう」と不安になる方も多いと思います。しかし、10年前の熊本地震でも、少しずつではありましたが、生活は確実に落ち着きを取り戻していきました。

    今回は真夏の猛暑の中で、停電や断水が続いている地域もあります。大変な夜を過ごされた方も多いことと思いますが、どうか体調には十分気を付けて、この困難を乗り越えていただきたいと思います。

    こうしてブログを書いている今も、何分かおきに余震が続いています。少し揺れただけでも、思わず身構えてしまいます。報道によると、余震はすでに200回を超えているとのことです。小さな余震については、ある程度受け入れながら生活していくしかありません。しかし、10年前のような大きな本震が再び起こらないことを、ただ祈るばかりです。

    一日も早く余震が落ち着き、被災された皆さんが安心して日常生活を取り戻せることを心より願っています。

    イラストはGeminiで作成