むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 目に大切な栄養素

    毎週日曜日の午前中は、アンチエイジング関係のウェブ講演会に参加しています。この講演会は非常にレベルが高く、日本のみならず世界中の一流研究者が、毎回2時間ほどの充実した講演を行ってくださるありがたい勉強会です。

    サブスクリプション制で定額料金を支払っていますが、その金額に見合うというより、毎回何倍もの価値がある情報をいただいています。

    昨日の講演会では、「黄斑色素」について学びました。

    最近、眼科を受診すると「加齢黄斑変性症」という病気について説明を受けることがあるかもしれません。碁盤の目のような検査用の図柄を見て、線が歪んで見えたり、一部が欠けて見えたり、ぼやけて見えたりする場合は、黄斑変性症の可能性があります。そのような症状がある方は、眼科を受診して精密検査を受けることをお勧めします。

    加齢黄斑変性症が近年注目されている理由の一つは、有効な治療法が増えてきたことです。特に眼球内へ直接薬剤を注射する治療法が普及し、視力の維持や改善が期待できるようになりました。

    実際に当院へ通院されている患者さんの中にも、眼内注射を受けている方がおられます。目に注射をするというと怖い印象がありますが、治療後に視力が改善したという話もよく耳にします。

    さて、この黄斑色素ですが、目に良い栄養素として「ルテイン」が有名です。しかし、黄斑色素を構成しているのはルテインだけではありません。ルテイン、ゼアキサンチン、メソゼアキサンチンという3種類のカロテノイドが重要な役割を果たしています。

    ルテインは、ほうれん草やケール、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。ゼアキサンチンは、トウモロコシやパプリカ、クコの実などに豊富です。メソゼアキサンチンは体内でルテインから作られる成分とされています。

    つまり、目の健康を維持するためには、緑黄色野菜だけでなく、黄色いトウモロコシや赤いパプリカなど、色とりどりの野菜や果物をバランスよく摂取することが大切だということです。

    また、カロテノイドの一つとして有名なβカロテンがあります。これは人参などに多く含まれ、体内でビタミンAに変換されます。昔からビタミンAが不足すると夜盲症(鳥目)になると言われていますが、人参が目に良いとされる理由もここにあります。

    さらに、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は青魚に多く含まれ、目の健康維持に役立つとされています。また、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛なども加齢黄斑変性症の予防に関与すると考えられています。

    結局のところ、目の健康を守るための特別な近道があるわけではなく、日頃から栄養バランスの良い食事を心がけることが最も大切だということなのでしょう。

    昨日は専門外のテーマではありましたが、黄斑色素について学ぶことで、目の健康とアンチエイジングにおける食事療法の重要性について理解を深めることができました。

    写真かなりピンボケの写真ですいません。手作りのデザートです。家にココアがたくさん余っていたのでココア味のケーキを焼いてみました。砂糖はわずかしか入っていないのでほとんど甘くありません。トッピングしているのはあずきと黒豆を茹でた後米麹で発酵あんこにしたものです。砂糖不使用で天然の甘みだけで作りました。ちなみにココアや小豆、黒豆など色が濃い豆類には天然のポリフェノールが多量に含まれており、抗酸化作用が期待されます。