むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 整腸剤は「どれも同じ」ではない

    前に書いた通り、当院は熊本地震の年にオープンしました。

    この院長ブログは、病院がオープンする数ヶ月前から準備状況をお知らせするためにスタートしたものです。当時のことをあまりはっきり思い出せなかったため、過去記事の数を調べてみたところ、3638件ありました。10年であれば3650件ほどになるはずですから、ほぼ予想通りの数字です。

    最初にブログを書いた日付は2016年5月11日でした。1ページ目の記事には、クリニックがもうすぐ山ノ神にオープンするという内容が記されています。その翌日、5月12日の記事では熊本地震について触れていました。

    熊本地震が発生したちょうど10年前、私は桜十字病院に勤務していました。地震直後は、被災された近隣の方々が病院のロビーで寝泊まりされ、怪我をされた方や、薬を紛失して来院される方も多くいらっしゃいました。私自身も自宅の片付けが十分にできない状況でしたが、毎日休まず出勤し、診療にあたっていました。そうした震災後の混乱がひと段落した5月から、このブログを書き始めたようです。昨日、当時の記事を読み返し、懐かしく思い出しました。

    当初は、クリニックの特徴や得意分野を紹介する目的で始めたブログでしたが、日々更新を続けるうちに習慣となり、気づけば10年が経っていました。

    途中、話題に困る日も何度もありましたが、何とか書き続けてここまで来ることができました。これからどこまで続けるのかは自分でも分かりませんが、この習慣は当分やめられそうにありません。少しでも読者の皆さまのお役に立てる内容を意識しながら、今後も続けていきたいと思います。

    さて、今日は整腸剤について少し触れてみます。

    この数ヶ月、整腸剤の供給が制限され、十分な量を処方できなかった患者さんもいらっしゃったかと思います。つい先日、その出荷制限が解除されたと聞き、ひと安心しているところです。

    整腸剤には、ビオフェルミンをはじめ、ラックビー、ビオスリー、ミヤBMなどさまざまな種類があります。一見どれも同じように思われがちですが、実際には含まれる菌の種類が異なります。

    腸内には多種多様な細菌が存在し、そのバランスは個人ごとに大きく異なります。どの菌が不足しているか、どの菌が体質に合うかも人それぞれです。そのため、他の人に効果があった整腸剤が、自分にも同様に効くとは限りません。一つ試して効果が乏しければ、別の種類に変更することで改善する場合もあります。

    同様のことは市販のヨーグルトにも当てはまります。メーカーごとに使用されている乳酸菌やビフィズス菌の種類は異なり、それぞれに特徴があります。味の好みだけでなく、自分の体調に合うかどうかという視点も重要です。

    同じものを継続することも大切ですが、時には別の製品を試してみるのも一つの方法です。食後の体調の変化を参考に、自分に合ったものを見つけていただければと思います。

    また、一度「これが合っている」と感じたものでも、時間の経過とともに腸内環境が変化し、別の菌の方が合うようになることもあります。固定観念にとらわれず、柔軟に選択していくことが大切です。

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