昨日は台風の影響もあり、外来の患者さんはまばらで、比較的ゆっくりと診療ができました。時折患者さんが途切れる時間もあり、その合間に少し本を読むこともできました。
先日、勝間和代さんの本を読んでいたのですが、Amazonでは一冊本を読むと次々とおすすめが表示されるので、興味を引かれた本はつい購入してしまいます。今もまた、勝間さんの別の本を読んでいます。
今日その本を読んでいて、ちょうど私が先日ブログに書いた内容と似たことが書かれていたので、とても興味深く感じました。
私が書いたのは甘酒の話です。
私はこれまで、無農薬野菜などを扱う店で国産米を使った手作りの生麹を購入し、甘酒作りに使っていました。ところが、たまたまマックスバリュで見つけた外国産米使用の大量生産された麹を使って甘酒を作ってみたところ、とても美味しく仕上がり驚いた、という話をブログに書きました。
勝間さんの本に書かれていたのは、「大量生産の安いものを侮ってはいけない。国産品や手作りといったキーワードに過度な価値を感じるときは注意した方がよい」という内容でした。
確かにその通りだと思います。大量生産品はコストを抑えて作られているため価格が安いことが多いのですが、安いからといって品質が悪いとは限りません。むしろ大量に売れている商品には、それだけ多くの人に支持される理由があります。
一方で、手作りの小ロット商品は品質にばらつきが出ることもあり、必ずしも美味しいものや優れたものとは限りません。もちろん中には素晴らしい商品もありますが、そうした逸品に出会える機会は決して多くありません。
そう考えると、大量生産品は「外れが少ない」という意味で、本当に侮れない存在だと思いました。
さて、話は変わりますが、私はカレーが好きです。特にインド人やネパール人の経営する本場ものが好みです。ただ。自分で作る際には、自動調理にお任せです。肉や野菜をホットクックに入れ、最初からカレールーも加えてスイッチを押すだけで、30分ほどすると出来上がります。それなのに、なぜかとても美味しいのです。
一般的には、玉ねぎを飴色になるまで炒めるなど、カレーを美味しく作るためのさまざまなコツが語られています。しかし、ホットクックの場合はそうした工程を省いても、美味しいカレーが完成してしまいます。
なぜだろうと考えてみると、ホットクックは密閉性が高く、調理中の香りが外へ逃げにくい構造になっています。通常の鍋でカレーを作ると、近所まで香りが漂いますが、それはカレーのスパイスの香り成分が空気中へ放出されているということでもあります。
ホットクックで作ると、それらの香りが鍋の中に閉じ込められるため、より香り高いカレーになるのではないかと思います。
また、昔のバーモントカレーのCMに「リンゴとハチミツ」というフレーズがありましたが、フルーツを加えると味に深みが出ます。インド料理ではチャツネがその役割を果たしますが、日本では手軽に手に入りにくいため、私は代わりに焼肉のタレを少量加えています。
これだけで味わいがぐっと深くなり、味付けで失敗することはほとんどありません。
ホットクックがなくても、なるべく香りを逃がさないよう、ルーを入れてからの煮込み時間を長くしすぎない方が良いのではないかと思います。もし香りが弱くなったと感じたら、仕上げにガラムマサラを加えると、さらに風味豊かなカレーになります。
