今週は、勝間和代さんの本を読んでいます。『勝間式金持ちになる読書法』という本です。金持ちになるためには、的確な情報をいち早く得ることが大切であり、そのためにはとにかくたくさんの本を読むのが最も早道だと書いてあります。具体的にどのくらいたくさん読むかというと、年間に最低100冊、できれば300冊ぐらいは読んだほうがいいと言われています。
私は高校生の頃、国語がとても苦手で、文章を読むのも書くのも苦手でした。数学や理科、英語は得意だったのですが、国語の点数だけはどうしても取れず、何をどう勉強していいかも分かりませんでした。その時、ふと思いついて「とにかく本を読もう」と思い立ち、年間100冊を目標に読みました。
最初の頃は何を読んだらいいか全く分からず、受験に役立ちそうな本を読んでみようと思い、谷崎潤一郎や三島由紀夫などを読み始めました。しかし、面白いと思う前に読むのが大変で、遅々として進みませんでした。「これでは1冊読むのに何ヶ月かかるか分からない」と思い、それからは北杜夫さんや渡辺淳一さんなど、医者で作家になった人の本を中心に読むことにしました。こういった本は読みやすく、どんどん読めたので、目標の年間100冊をクリアすることができました。
それからは1年間にどのくらい読んだかという記録はつけていないので分かりませんが、医学の勉強が忙しすぎて、普通の本を年間100冊は読んでいなかったと思います。最近はAmazonのKindleを使うようになり、本を買いに行く手間も省けるし、読み終わった本を置くスペースのことも考えなくてよくなったため、月に少なくとも10冊は本を読めています。この調子でいくと、久しぶりに年間100冊をクリアしそうです。
勝間さんがこの本の中で述べているのは、次のようなことです。
1.何百冊も読んで、人生を変えるほど重要な本が数冊あれば十分である。
2.2、3冊に1冊は「読むに値しない」と判断して、読むのを途中でやめることもある。
3.1冊読んで、重要な「キラリと光る文章」がほんの2、3行あれば、それで十分である。
確かに私もこれだけたくさんの本を読んでいますが、人生を変えるほどの大きな衝撃を受ける本というのは、本当に年に数冊だと思います。しかし、その年に数冊の本が私の生活を変え、診療スタイルまで変えてくれます。そういったフラッグシップとなるような本は、今も大切に保管しています。
私は毎週「経営者モーニングセミナー」に参加していますが、時々講師の先生がご自身の読んだ本を紹介されることがあります。わざわざ講話で紹介されるぐらいですから、よほど素晴らしい内容に違いないと思い、紹介された本はすぐに買うようにしています。これまでも、そうやって紹介された本を読んで「素晴らしい」と思ったことは何度もあります。やはり人の薦める本というのは、それなりに内容が優れているものだと感じます。
もう一つ、勝間さんが述べているのは、「本は読むだけでは何の進歩もない」ということです。読んで理解し、その内容を実行してみて初めて自分のものになります。行動に移さなければ、読まなかったことと同じです。
最近の私にも、思い当たることがいくつかあります。一つ目は、断捨離の本を読んだ後、すぐに行動に移して本当に良かったと感じていることです。二つ目は、一日があっという間に過ぎてしまう原因が、食事をしながらスマホを操作するといった「ながら作業」にあると気づいたことです。
こういった気づきを与えてくれた本のおかげで、私の生活はこの数ヶ月で激変しました。生活の質が上がり、一日一日を非常に充実して過ごすことができています。本を読むということは、本当に人生を豊かにしてくれるものだと、改めて納得した一冊でした。
