むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 人口減少:大正時代に逆戻り

    今朝、日経新聞の一面で見かけた見出しに、思わず手を止めてしまいました。「人口、大正時代に逆戻り」。

    都市部を除き、地方都市では人口減少が加速しています。ここ熊本も例外ではなく、戦後まもない1947年頃の水準まで人口が戻っているといいます。 私たちが普段、「忙しい、忙しい」と言いながら以前の2倍、3倍と働いて維持している今の社会は、高度経済成長以前と同じ規模の人口で支えられている――そう考えると、私たちが置かれている状況の厳しさがより鮮明に浮かび上がってきます。

    従来のビジネスモデルが崩壊する時

    今後、人口が増える見込みはありません。これまでの「安いものを大量に売る」というビジネスモデルや、「患者数・高齢者数の増加」を前提とした医療・介護施設の経営モデルは、もはや通用しなくなっています。

    現に、老人ホームでは空室が目立つ一方、介護人材不足によって、せっかくある設備さえ活用できないという矛盾が起きています。数年前までは「当たり前」だった仕組みが、急速な人口減少によって、いま音を立てて崩れ始めているのです。

    「コンパクトシティ」が意味すること

    公共交通機関や行政サービスの維持も、今後は厳しい選択を迫られるでしょう。必然的に、多くの人が中心部に住まう「コンパクトシティ化」の流れは強まっていくはずです。

    これは決してネガティブな撤退戦ではありません。「常に拡大を続ける」という従来の”当たり前”を捨て、「身の丈に合った、本当に必要なサービスをどう維持するか」という、新しい豊かさを問うフェーズに入ったのだと私は考えています。

    これからの経営の舵取り

    これからの地方都市において、私たちは「右肩上がり」という幻想を捨てなければなりません。 人が減っていく未来を前提に、本当に必要なこと、大切にすべきことに絞り込み、身軽で持続可能な経営へと舵を切る。それは、私たち個人の生き方にも通じる道だと思います。

    物があふれ、情報が洪水のように押し寄せる時代から、本当に必要なものだけを選び取る「整理の時代」へ。

    幸い、AIの発展が間に合いました。人口が減っても、私たちは幸せになれるはずです。これからは、数や規模ではなく、つながりの深さや、丁寧な暮らし方の中にこそ、新しい価値が生まれていくのではないでしょうか。

    サクラマチの花畑公園ではオクトーバーフェスタをやってました。いろんなクラフトビールがたくさんあり、舞台ではドイツ民謡のようなパフォーマンスがあっていました。今週いっぱいです!看板もドイツ語!