むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 料理は科学

    先日「勝間式料理ハック」という本の紹介をしましたが、全部読み終わったので、早速そこに書いてあった内容に従っていろいろな料理を試しています。

    どれも時短料理なので、5分や10分で準備できるものばかりです。実際には、材料を切ってホットクックに入れ、スイッチを押すまでに10分もかかりません。そこから自動調理器が仕上げてくれるまでには30分程度かかりますが、その間は別のことをして待っていればよいので、料理の手間から解放されて非常に効率的です。

    最近は、日が暮れた後は外が涼しいので、ベランダにテーブルを出して食事をしています。

    私の今の食事の流れは、このような感じです。

    1. ストックしているキャベツの湯通しとゴーヤスライス(酢漬け)をサラダとして食べ始める。
    2. 韓国式冷ややっこ(豆腐にすり胡麻、ごま油、塩をかけてキムチを添える)など、すぐに用意できる簡単な一皿を食べる。
    3. 納豆やメカブなどを食べていると、ホットクックにセットしたメインのおかずが仕上がってくるので、それを取りに行く。

    このように一皿ずつベランダに持ち出してゆっくり食べるので、以前より食事の時間はかかります。しかし、外で食べていると「ネットを見ながら」という習慣からも完全に解放され、食事そのものに集中できます。

    そのおかげで、何をどのくらい食べたのか、どんな味だったのかに意識が向くため、食事がとても美味しく感じられるようになりました。また、食べ過ぎる前に満足感が得られるようにもなっています。

    以前お話しした「キャベツを湯通しして保存しておく方法」を毎日実践し、タッパーに常備しているため、野菜の摂取量もかなり増えています。この湯通しキャベツ、ベランダ食と、ゆっくり食べる習慣が相まって、確実に食べ過ぎを抑えられており、今月に入ってから2キロほど痩せました。

    この調子であと1〜2キロ絞れば理想の体重になります。今までチョコザップで走ったり、ウォーキングをしたりと、いろいろなダイエットを試してもなかなか痩せませんでしたが、今回はデジタルデトックスと「勝間式料理ハック」を取り入れることで、無理なく減量できています。

    話は変わりますが、その本の中に書かれていた味付けの方法についても触れておきます。

    通常のレシピ本には「小さじ1」や「大さじ1」と書いてありますが、勝間さんの本では「食塩0.6%」というように、パーセントで指定されています。つまり、使う食材の重さを測り、それに対して最も適切な塩分量(または、それに換算した味噌や醤油の量)を計算して加えるというやり方です。

    最初は結構面倒だと思いましたが、物は試しと炊き込みご飯を作ってみました。

    1. 米、麦、水の重さを測る。
    2. 具材のキノコやひじきなどの重さも測る。
    3. 全体の総量に対して必要な塩分量を計算し、醤油に換算して加える。(実験用のメスリンダーを使って正確に測ってみました)

    これで炊いてみたところ、炊き上がりは驚くほどちょうど良い味付けになっていました。やはり勘に頼るのではなく、このように科学的に味付けをすれば失敗が少ないのだと実感しました。

    測る手間は少しかかりますが、その分だけ再現性が高くなります。料理は経験や勘も大切ですが、数字を活用することで誰でも安定して美味しく作れるということを学ぶことができ、とても良い勉強になりました。

  • AIに相談するときには・・

    皆さん、AIをずいぶん使っておられることと思います。メジャーなのはOpenAIのChatGPTや、GoogleのGeminiだと思いますが、その他にもいろいろあります。

    私はブログを一旦自分で書いた後、日本語の細かい間違いや分かりにくい言い回しを校正してもらうために、ChatGPTに見てもらっています。最初に私が書いた文章をあまり書き換えずに、間違った部分だけを校正するように指示しているので、いつも的確に直してもらっており、とても満足しています。Geminiも似たような使い方をしています。

    しかし、時々その2つのAIの結果に満足しないときには、AnthropicのClaudeを使っています。こちらは日本語の処理が非常にうまいことで知られており、私も時々使いますが、とてもこなれた文章が気に入っています。これらのAIは、とても真面目で頼りになる秘書という感じですが、もう一つちょっと毛色の変わったAIがあります。

    それはGrokです。Grokは、電気自動車のTeslaやロケット会社のSpaceX、それからX(旧Twitter)などを率いるElon Musk氏が手がけているAIです。使ったことがある人はご存知かと思いますが、レスポンスが非常にフレンドリーで、優秀な秘書というよりも頼れる友達という感じです。

    私はGrokを使うときには、手で打ち込まずに会話モードにして、普通に友達とお話をするような感覚で質問をしています。気が向いたら英語で話しかけるのですが、そうするとそのまま英語でのレスポンスとなり、英会話が延々と続くことになります。無料の英語の先生がGrokだという認識で、私は思いついたことをよく英語で喋りかけるようにしています。

    皆さんも興味があれば、ぜひやってみてください。ChatGPTやGeminiでも同じことはできるのですが、Grokの方がとても話しやすい雰囲気を持っており、会話を楽しむことができると思います。

    さて、病院を受診する際に、最近の患者さんはよく「AIに聞いてきた」ということで、話を自分から進めてこられる方がおられますが、AIに聞くときにも注意しないといけないことがあります。

    それは、先入観を持ってAIに尋ねると、AIもそちらの方向へ引っ張られて、正しい答えというよりも、質問者の意図を忖度したような回答になってしまうことがある点です。例えば、「胸が痛いけれど、これは何の病気でしょう」と聞いたときに、聞いた本人が心筋梗塞や肺がんなどの怖い病気ではないかと思って尋ねると、当然AIもそういう可能性について示していきます。そこをさらに詳しく深掘りしていくと、AIのレスポンスもそちらの方向へ進んでいく可能性があります。

    私たち医師はいろいろな可能性を広く検討した上で、一番可能性が高いものを考えていきますし、その判断材料の中には、過去の経験や勉強した結果も反映されています。しかし、患者さんの場合はそういった経験を持たずに、不安感や恐怖心からAIを使っているために、正解へたどり着けないことが多々あるような気がします。

    そういった点に気をつけながら使えば、AIは非常に優れた相談相手になってくれるでしょう。

  • 勝間式料理ハック

    昨日に引き続き、本の話をしたいと思います。

    今日読み終わったのは、勝間和代さんの『勝間式食事ハック』という本です。勝間さんは最近、家電に関する本を出されて話題になっていますが、実は料理に関しても非常に論理的に考え、手間をかけずにおいしく、しかも健康的な料理を目指して、さまざまな本を出されています。

    今まで勝間さんの本をいろいろ読みましたが、今回買った『食事ハック』は非常に示唆に富む内容で、ページをめくるごとにワクワクが止まりませんでした。

    家にはシャープのヘルシオ ホットクックがあるのですが、勝間さんはこのホットクックをさまざまな形で活用し、時短クッキングを紹介されています。私もこのホットクックでカレーを作ったり、豆を煮たり、甘酒を作ったりと、結構使っているつもりでしたが、勝間さんの活用法を今回読んで、まさに目から鱗が落ちる思いでした。

    ホットクックは自動調理器ですので、あらかじめメニューを選択すると、それに最適化された火加減やかき混ぜのプログラムが準備されており、材料さえ入れてしまえば、あとは他のことをしているうちに完成します。私もこれまではプログラム通りに調理していたのですが、今回の本を読んで、「手動」でホットクックを使う方法を覚えました。

    野菜を蒸したり、煮たり、炒めたりといった機能はプリセットされたものもあるのですが、

    1.手動で5分炒める
    2.10分蒸す

    といった形で、用途に合わせて簡単にセットできるのです。

    実際にやってみると、あまりに簡単で便利なので驚きました。昨日はこの本を読んでいてもたってもいられず、野菜を蒸したり炒めたり、スープを作ったりと、いろいろな使い方を試してみて感動しました。少し多めに作ったので、余ったものはタッパーに入れて保管しましたが、今日はそれを温めるだけで何品もの料理を食べることができました。本当に時短になりますし、しかも想像以上に美味しくてびっくりしています。

    ただ、この本は一度読んだだけでは理解が難しい部分もあります。というのも、調理の味付けを「塩分濃度何パーセント」という形で紹介してあるからです。

    考えてみると、ほとんどの料理レシピは「大さじ1」「小さじ1」といった味付けになっていますが、材料となる野菜や卵などの大きさはまちまちですので、味が本当に作者の意図した通りになるかは分かりません。

    勝間さんがこの本で述べているのは、まず材料の重量を正確に測り、それに対して必要な塩分、あるいは醤油に換算した際の塩分量を計算した上で、その分量をきっちり測って入れるという理論です。

    こうすることで、絶対に失敗しないということなのです。数学的な問題なので頭では理解できるのですが、実際に料理で活用するとなると、その都度重さを測ったりすることになります。一度自分でも徹底してやってみないと、本当の意味でのメリットは掴みきれないかもしれません。

    まだ私もその域には達していませんが、勝間さんの提唱されている簡単クッキングで、美味しくヘルシーな料理を作れるというのは、非常に納得のいくお話でした。

  • TVは見ないで本を読もう!

    今週は、勝間和代さんの本を読んでいます。『勝間式金持ちになる読書法』という本です。金持ちになるためには、的確な情報をいち早く得ることが大切であり、そのためにはとにかくたくさんの本を読むのが最も早道だと書いてあります。具体的にどのくらいたくさん読むかというと、年間に最低100冊、できれば300冊ぐらいは読んだほうがいいと言われています。

    私は高校生の頃、国語がとても苦手で、文章を読むのも書くのも苦手でした。数学や理科、英語は得意だったのですが、国語の点数だけはどうしても取れず、何をどう勉強していいかも分かりませんでした。その時、ふと思いついて「とにかく本を読もう」と思い立ち、年間100冊を目標に読みました。

    最初の頃は何を読んだらいいか全く分からず、受験に役立ちそうな本を読んでみようと思い、谷崎潤一郎三島由紀夫などを読み始めました。しかし、面白いと思う前に読むのが大変で、遅々として進みませんでした。「これでは1冊読むのに何ヶ月かかるか分からない」と思い、それからは北杜夫さんや渡辺淳一さんなど、医者で作家になった人の本を中心に読むことにしました。こういった本は読みやすく、どんどん読めたので、目標の年間100冊をクリアすることができました。

    それからは1年間にどのくらい読んだかという記録はつけていないので分かりませんが、医学の勉強が忙しすぎて、普通の本を年間100冊は読んでいなかったと思います。最近はAmazonのKindleを使うようになり、本を買いに行く手間も省けるし、読み終わった本を置くスペースのことも考えなくてよくなったため、月に少なくとも10冊は本を読めています。この調子でいくと、久しぶりに年間100冊をクリアしそうです。

    勝間さんがこの本の中で述べているのは、次のようなことです。

    1.何百冊も読んで、人生を変えるほど重要な本が数冊あれば十分である。
    2.2、3冊に1冊は「読むに値しない」と判断して、読むのを途中でやめることもある。
    3.1冊読んで、重要な「キラリと光る文章」がほんの2、3行あれば、それで十分である。

    確かに私もこれだけたくさんの本を読んでいますが、人生を変えるほどの大きな衝撃を受ける本というのは、本当に年に数冊だと思います。しかし、その年に数冊の本が私の生活を変え、診療スタイルまで変えてくれます。そういったフラッグシップとなるような本は、今も大切に保管しています。

    私は毎週「経営者モーニングセミナー」に参加していますが、時々講師の先生がご自身の読んだ本を紹介されることがあります。わざわざ講話で紹介されるぐらいですから、よほど素晴らしい内容に違いないと思い、紹介された本はすぐに買うようにしています。これまでも、そうやって紹介された本を読んで「素晴らしい」と思ったことは何度もあります。やはり人の薦める本というのは、それなりに内容が優れているものだと感じます。

    もう一つ、勝間さんが述べているのは、「本は読むだけでは何の進歩もない」ということです。読んで理解し、その内容を実行してみて初めて自分のものになります。行動に移さなければ、読まなかったことと同じです。

    最近の私にも、思い当たることがいくつかあります。一つ目は、断捨離の本を読んだ後、すぐに行動に移して本当に良かったと感じていることです。二つ目は、一日があっという間に過ぎてしまう原因が、食事をしながらスマホを操作するといった「ながら作業」にあると気づいたことです。

    こういった気づきを与えてくれた本のおかげで、私の生活はこの数ヶ月で激変しました。生活の質が上がり、一日一日を非常に充実して過ごすことができています。本を読むということは、本当に人生を豊かにしてくれるものだと、改めて納得した一冊でした。

  • 人の不幸ばかりを流すTVは見ない

    私はほとんどテレビをつけることがありません。唯一テレビを見るのは、朝の5時50分頃から放送されるNHKの天気予報だけです。天気予報もネットで見ようと思えば見られますが、天気図や気象予報士の解説なども参考になるので、朝のひとときだけはテレビをつけるようにしています。

    ちょうどその時間に歯磨きなどをしていて、もしテレビを消し損ねてしまうと、朝6時のニュースが始まります。なんとなく眺めていると、ニュースというのは本当に暗い話ばかりで、見ていて気持ちが明るくなるような内容はあまりありません。高校生の部活の送迎中の事故や、兵庫での殺人事件の話など、何日も同じ話題ばかりが繰り返されます。視聴者の皆さんは、こうした内容を毎朝見ていて楽しいのだろうかと疑問に思ってしまいます。

    慌ててテレビを消しますが、今度は訪問診療に出向くと、お年寄りの部屋では大抵テレビがつけっぱなしになっていて、昼のワイドショーなどでまた同じニュースが流れています。ニュースというものは、人の不幸や不安を煽るようなことばかりを選んで放送しているようで、楽しいことや幸せを感じる話題はほとんど取り上げられません。思い返してみると、幸せそうな話題がニュースになるのは、大晦日と元旦の2日間くらいではないかという気さえします。

    それほどまでに、皆さんは人の不幸にまつわるニュースを見たいのでしょうか。誰かの不幸や不遇なニュースを見ることで、相対的に「自分はまだマシな方だ」と感じて安心する心理もあるのかもしれません。しかし、そうした話題ばかりに触れていると、知らず知らずのうちに気持ちまで暗くなってしまう気がします。

    テレビの欠点は、こちらが望むと望まざるとにかかわらず、向こうから一方的に話題を選んで流してくることです。その点、新聞の良いところは、あらゆるニュースが網羅的に掲載されており、自分が読みたい部分だけを読めば済むため、嫌な記事を目にせずに済むことです。

    最近は「新聞なんて取らなくてもネットニュースで十分だ」という人が大勢いると思います。確かにネットニュースでも新しい情報は得られますが、ネットニュースの怖いところは、一度興味を持ってクリックすると、それに関連したニュースばかりが次々と表示され、情報が非常に偏ってしまうことです。

    やはり世の中の出来事を広く知り、その中から自分で必要な情報を選び取っていくという意味では、新聞のような媒体にも、まだ大きな価値があるのではないかと感じています。

    ベトナム風小松菜の炒め物。ソースが絶品!パラパラと降ってあるのはなんとガーリックチップ。美味しいけど匂いが・・

    三年坂「金堂」