むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 自分の時給を判断基準にする

    カレンダーを見ていたら、今週末は連休じゃないですか!今、気づきました。毎日忙しくてその日その日に集中しているので、1週間先のことなど全然見ていませんでした。この前は、自分の講演のスケジュールがこの先いくつ控えているかもよく分かっていなかったので、焦りました。たくさんあるうちの2つが無事終わり、「次はこの講演の準備をしなくちゃ」と思っていたら、その講演が12月に予定変更されていたことに2、3日前に気づいて、また焦りました。
    私が次の次の講演だと思っていたのが、実は次の講演で、順番が違っていたので、大急ぎでそちらのスライド作成に取りかかりました。幸い、今週末が連休だと分かったので、ここで仕上げることができます。

    11月末には、東洋医学会九州支部総会が福岡で開催されます。去年は熊本が当番で、私が世話人を務め、1年かけて準備しましたが、あれからもう1年が経ちました。今日、やっとその学会の予定をスケジュール帳に書き込みました。役員会や懇親会もあり、学会前日から予定が入っているので、福岡に一泊するか、新幹線で2日連続通うかを考え中です。
    最近はホテル代が高騰しており、空いているところを探すのも一苦労です。福岡くらいなら、新幹線で2往復したほうが安く済みそうです。12月になると忘年会も入ってくるので、相当忙しくなります。これまでは医師会や保険医協会などの忘年会にも参加していましたが、最近は忙しすぎて、そういった会にはすべて不参加です。

    患者さんにもよくアドバイスしているのですが、「したいことはしましょう、したくないことはしないでいい」というのが大原則です。したくないのに義理で参加するのは、時間のムダ。疲れるだけです。簡単な判断方法があります。まず、自分の「時給」を考えてみましょう。月給を自分の労働時間で割れば時給が分かります。もし時給1500円だとすると、行きたくない会に仕方なく参加して2時間拘束され、移動時間を片道30分として往復1時間、合計3時間を要する場合、時給×3で4500円となります。この場合、その会にいやいや参加すると4500円の損ということです。
    逆に、仕方なく参加しても何かメリットがあるとして、そのメリットが4500円以下なら赤字、それ以上なら行く価値があるということです。
    ただし、一つ読めないのが、いやいや参加してみたら予想外にいいことがあったとか、懐かしい友人にばったり会って楽しかったなど、事前には計算できないことがあるという点です。

  • 医療と医学

    スケッチャーズという靴のCMを見たことがありますか?
    「ハンズフリー スリップ・インズ」という商品で、靴に触れずに脱ぎ履きできる独自構造のシューズです。テレビで見たときはスニーカータイプだけかと思っていたのですが、なんとメンズのビジネスシューズや運動靴タイプもあるのを発見しました。
    私は訪問診療で患者さんのご自宅や老人ホームに伺うたびに、10分おきくらいで靴を脱ぎ履きする必要があります。そのたびにかがんで靴を履くのが面倒で、ついかかとを踏んでしまうこともありました。
    スリップ・インズは、立ったまま“スッと履ける”。この上なく便利です。靴屋さんで見かけて、1分で購入を決めました。

    普段はいているサイズを店員さんに伝えて試し履きしてみたら、大きすぎてびっくり。
    なんと、いつもより1センチ小さいサイズがちょうど良いフィット感でした。スリップ・インズは、脱ぎ履きしやすいようにワイド設計になっているのが理由のようです。
    そのため、ネット購入は危険。必ず試着してから購入することをおすすめします。

    早速、今日の訪問診療は7箇所を訪問するスケジュールです。いつもなら7回の靴の脱着は本当に面倒ですが、さすがスリップ・インズです。偽りなく、靴にタッチすることなくさっと履けました。こんなに満足度の高い靴は初めてです。

    参考:スケッチャーズ公式サイト

    さて、話は変わりますが、最近は患者さんもAIにいろいろ相談してその回答を参考に来院される方が増えています。AIが「この薬がいい」と言うからほしい、という方も増えました。これまでは、友人から勧められた薬を欲しがる患者さんはいましたが、それがAIに取って代わったようです。
    AIは背景や条件をきちんと伝えれば素晴らしい回答をくれますが、質問の仕方が悪いと、適切なアドバイスが得られないこともあります。患者さんがどれだけ正確にAIに条件を入力したかは分かりませんし、私からすると、その答えは間違っていないけれど、その患者さんにとって最適ではないと思うことも多いのです。

    とはいえ、私に専門家としての知識や経験を基に意見を求めてくるならまだしも、「AIに聞いたからこの薬が欲しい」とか、「その薬はAIが副作用があると言うから飲みたくない」と言われると、正直「勝手にしてくれ」と思ってしまいます。
    AIの答えで明らかに害があるようであれば、もちろん私は止めますが、患者さんが医者ではなくAIを信じきっている場合、私にできることは何もありません。医療は医学(サイエンス)と違って知識だけの世界ではありません。患者さんを診る観察力、背景まで深く洞察して患者さんが話さないことまで聞き出す力、それらを総合して考える力、そして、長年の経験と勘を総動員してはじめてうまく治療できるようになるのです。

    AIはうまく活用すればメリットは大きいですが、まだ皆が使い始めて間もないため、間違った使い方をする人が多いのが気がかりです。

    サクラマチ 2F

  • 冷え対策しましょう

    朝からかなりの冷え込みでしたが、快晴だったので自転車で通勤しました。どれくらいの防寒着を着るべきか予測がつかず、とりあえず冬物を探してランニング用のトレーニングウエアを着ていきましたが、薄すぎました。自転車は体が温まるまで結構寒いです。しかも、私は電動アシスト自転車に乗っているので、クリニックに着くまで体が温まることはありません。次回は、もう少し厚手の防寒着を選んで行こうと思います。

    そんなことを考えながら診療しているうちに、どんどん暑くなり、昼間は冷房を入れて半袖でも暑いくらいでした。外から来た患者さんを見ると、冬の格好をしている方も多いので、冷房を効かせた診察室で半袖で過ごすのがちょっと場違いな感じでした。もともと私はかなりの冷え性で、冬はカイロを持ち歩くほどだったのですが、コロナ禍(暇)でNetflixで韓国ドラマを見始めたのがきっかけに、韓国料理にハマり、毎日唐辛子の入った料理を食べていたら、暑がりになりました。冷え性でお困りの方、今なら間に合うかもしれません。冬に備えて、毎日スンドゥブ・チゲを食べましょう!
    コチュジャン、粗挽き唐辛子、にんにく、ごま油、豆腐、ひき肉、ダシダ(いりこでもOK)があれば、10分程で簡単に作れます。材料は「業務スーパー」で揃います。

    もう一つ、冷え性が改善した理由として、メガビタミンを摂取していることも関係しているかもしれません。体のエネルギー(熱)は、炭水化物や脂肪が燃焼することで産生されます。その際、ビタミンやミネラルが必須です。何か足りないと、代謝が落ちてしまいます。足りないビタミンをピンポイントで補うのは現実的ではないので、私はマルチビタミンを摂取しています。現在、アメリカ製の「One-A-Day」を摂っていますが、ビタミンB群なら「B-50」もおすすめです。日本製は含有量が少なく、品質基準もゆるいので、アメリカ製のほうが安心だと思います。

    練兵町「仲むら」にて

  • 超短い秋を楽しむ

    私はダイハツのコペンという車に乗っています。オープンカーになるのですが、夏の間は猛暑でとても屋根を開ける気になれませんでした。もし開けたら、丸焦げになりそうです。
    やっと涼しくなってきたので、最近は通勤の行き帰りのわずか10分足らずの時間でも、わざわざオープンにして走っています。気持ちいい!――と思ったのもつかの間、もう寒くなってきました。オープンを楽しめたのは、わずか1週間ほど。厚着をすればまだいけますが、頭を風が直撃するので冷えます。そこで昨日、モンベルで防寒具を買ってきました。

    毛糸の帽子のようなタイプで、風に煽られても飛んでいかないようになっています。いろいろ試着しましたが、どれも似合わない(笑)。でも、頭が寒いとオープンで走れないので仕方ありません。今日は早速使ってみましたが、確かに温かい。これがあれば、しばらくは秋晴れの空を眺めながら快適に運転できそうです。

    私は普段、通勤と買い物以外ではあまり運転しません。片道30分を超える場所へ行くことは滅多にありません。通常の行動範囲で一番遠いのが嘉島の「水春」。たまに久木野の「四季の森」まで行くくらいです。昨日、久しぶりに立野の「どんどこ湯」まで足を伸ばしましたが、手帳の記録を見るとなんと1年ぶりでした。
    このくらいの距離を走ると、車の調子がすごく良くなります。加速もキビキビで、動きが軽い。やはり短距離ばかりの運転は車にとって過酷な条件なのだと感じます。少し長く走ると、まるで車が喜んでいるようです。

    私たちの体も同じです。過保護にして運動を控えすぎると、だんだん動かなくなります。たまに精一杯動かすことで、関節や筋肉の隅々まで“油”が回り、滑らかになる気がします。もちろん無理をすれば故障しますが、ある程度は動かさないと良い状態を保てません。
    毎日ウォーキングしている方も多いと思いますが、体に“活”を入れるには、ウォーキングだけでは負荷が軽すぎます。帰宅直前の50メートルだけでもジョギングしてみる、あるいはダッシュする――そんな高負荷の刺激がとても効果的です。
    欲を言えば、歩いたり走ったりを繰り返す“インターバルトレーニング”が、さらに理想的な運動法です。

    阿蘇(立野)とススキ

  • ついにバーガーキングに行きました

    日曜日もいい天気で、汗ばむほどの陽気となりました。
    先週はなんだか忙しかったなと思っていたら、診療以外に講演を2つこなしていたのでした。やはり講演1つに対して、その10倍ほどの準備時間と労力が必要になります。診療の合間しか準備できなかったので、なかなか大変でした。11月にはさらに3つの講演が控えており、まだまだ気が抜けません。私は90分の講演にはスライドを約90枚を目安に用意します。いま80枚ほど完成しており、1つ目の講演はあと少しで仕上がりそうです。2つ目はその後に取りかかります。

    とはいえ、日曜はしっかり休まないと翌週に響きます。
    休むといっても、ただ寝て過ごすわけにはいきません。午前中は家でWEB講演に参加してお勉強。その後、シャワー通りでたまたま通りかかったレストランに「ランチやってます」とのぼりが出ていたので入ってみました。山盛りサラダに豆乳グラタン、チキン南蛮、十六穀米とヘルシーな内容で大満足。
    その後、サクラマチへ散歩に行き、モンベルで防寒具を見ました。今週から冷え込む予報が出ていますからね。

    その店の隣で、ふと九谷焼の湯呑みが目に留まりました。
    眺めていると店主さんが「能登半島地震で被災した蔵にあったもので、買っていただくと被災者支援になります」と話してくださいました。並んでいたのは、20~50年くらい前のものではないかと思われる引き出物のような陶器や記念品。大切にしまわれていたものが、買わなければ震災ごみになってしまうところだったそうです。
    支援の気持ちもあり、最初に目についた九谷焼の湯呑みを購入しました。店主さんの名刺には「能登半島地震支援・熊本事務所」とあり、場所はクリニックの近くの桜木とのことでした。

    夕方、日が暮れる前に阿蘇の立野にある「どんどこ湯」まで足を伸ばしました。
    熊本地震のあと、一時は国道が寸断されていてここまでは遠回りしなければ行けませんでしたが、今は復旧した道路でとても近く感じます。濁ったお湯に浸かり阿蘇の地のパワーを全身でいただいた帰り道は、半年前にオープンしてまだ行けていなかったバーガーキング(MrMax熊本インター店)へ。
    やはり、ここの味はハンバーガーの王様だと思います。博多に行くたびに食べていましたが、熊本でも食べられるようになって本当に嬉しい!