むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 仕事の目的と意義をはっきりと意識する

    今朝は3時過ぎからものすごい雷雨で目が覚めました。おかげで気温が下がり、朝は久しぶりに涼しく感じました。通勤中の車内で驚いたのは、エアコンが暖房に切り替わっていたことです。設定温度は24℃だったのですが、気温が23℃しかなく、自動的に暖房になったようです。やはり9月15日を過ぎると、秋の気配が感じられますね。

    今日は、ちょっとした小話を読みました。「3人のレンガ職人」という話です。ある旅人が建設現場を訪れ、職人たちに「何をしているんですか?」と尋ねたところ、一人目は「レンガを積んでいます」、二人目は「壁を作っています」、三人目は「大聖堂を作っています。神を讃えるために」と答えたそうです。私たちは、上司の指示で毎日仕事をしているわけですが、その目的や意義をどれだけ理解し、自分の仕事を価値あるものとするかで、仕事のやりがいや楽しさが大きく変わります。忙しくても、ストレスに感じる度合いが違ってきます。

    この話を読んで思い出したのが、先日の出来事です。当院の光回線が雷の影響で故障し、NTTの修理スタッフが来て、壊れたルーターを交換してくれました。電話やネットは回復したものの、セキュリティ設定が変わってしまったのか、院内のNASサーバに不具合が生じました。再度連絡したところ、ルーターをもう一度交換することになりました。ここまでは問題ありません。

    工事の当日、私は事務スタッフから何も聞かされていなかったので、なぜ再度工事に来たのか知りませんでした。私は「この工事は何のために行ったのですか?」とNTTのスタッフに尋ねました。すると、「わかりません。上司から部品を交換するようにと言われたので、指示通りに工事は完了しました」との返答。結局、私も、工事をしてくれた技術者も、誰も工事の目的を知らずに終わったのです。

    これでは、まさに「一人目のレンガ職人」と同じです。淡々ときちんとした仕事をしてくれるのはありがたいですが、なんとなく腑に落ちませんでした。今日、レンガ職人の話を読んで、そのモヤッとした気持ちの理由がわかりました。大切なのは、「目的意識と仕事の意義を理解する」ことだったと改めて実感しました。