むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 掃除の習慣、ときめきの力

    生活習慣病という言葉がありますが、いろいろなことは「習慣化」することで成し遂げられます。例えばラジオでの語学学習。私は朝ご飯を食べながらハングル講座と中国語講座を聞いています。合わせて30分ほどなので、毎日ストレスなく続けられます。このブログを書くことも習慣化しており、すでに9年、全部で3400ページほどを書き続けています。

    職場でも習慣にしていることがあります。それが掃除です。毎朝出勤したらクリニックの玄関前から歩道にかけて落ち葉を掃き、夕方は院内のモップ掛けをします。ホコリを取るだけでなく、床についたヒールマーク(靴の擦れあと)を磨いて消すのも日課です。ピカピカの待合室は気持ちよく、毎日欠かせない作業です。

    家の掃除はもっぱらルンバに任せていますが、動かすのが面倒なときはスティック型掃除機でさっとホコリを吸い取ります。食卓の下は食べかすなどのゴミが落ちやすく、椅子があるとルンバが入りにくいので、掃除機の出番です。掃除や後片付けは健康的な生活や仕事の基本。ホコリまみれの環境で、うまくいくはずがありません。医療ではとくに清潔第一。隅々まできれいにすることが基本です。その点、当院のスタッフは手が空けばあちこち丁寧に掃除してくれるので、本当にありがたいです。料理人が包丁を毎日研ぎ、タクシーの運転手が車を磨くように、道具を大切に扱うことは仕事を円滑に進める基本でもあります。「ものは生きている」といわれるように、大切にすればよく働いてくれますし、粗末にすればケガや事故にもつながります。

    掃除に関連して、もう一つ大事なのは断捨離です。昔買ったけれど使わなくなったものが家のあちこちに眠っているかもしれません。そうしたものは思い切って処分することが大切です。スペースは限られており、何かを捨てなければ新しいものは入ってきません。断捨離で有名な近藤麻理恵さんは「ときめくかどうか」で取捨を決めるといいます。捨てるときには「今までありがとう」と感謝の気持ちを込めて手放すこと。それが背中を押してくれます。近藤さんのNetflix番組では、彼女がアメリカでも「Does it spark joy?(ときめきを感じますか?)」と問いかけながら活動を広めている様子が紹介されています。まさに言い得て妙ですね。

    掃除や断捨離は、単なる整理整頓ではなく、心と暮らしを整える大切な習慣だと感じています。