連休前半はお天気に恵まれましたね。皆さん、いつもと違う過ごし方をされましたか?
私は家族・親戚そろって、両親のふるさとである玉名へ行ってきました。一人で玉名温泉に行くことはあっても、家族全員で訪れたのは何十年ぶりでしょうか。両親にとって玉名は生まれ育った町なので、あちこちに思い出が残っています。私自身も小学生の頃、祖父母やいとこに会いに何度も訪れていた場所なので、懐かしさがこみ上げてきました。久しぶりにゆっくりと温泉に浸かり、美味しいものをいただきながら、心身ともにリラックスした時間を過ごすことができました。
この連休中、ふと思ったことがあります。
今、私がこうして穏やかに暮らし、仕事に打ち込めているのは、決して自分ひとりの力ではありません。日々支えてくれているスタッフのみんなのおかげです。さらに、陰ながら応援してくれる両親、そしてもうこの世にはいないご先祖の導きがあるからこそだと、改めて感じました。そう考えると、ずっとお墓参りに行けていなかったことを反省する気持ちにもなりました。
実は、新幹線で博多に行く際には新玉名駅を通過するたび、心の中で「おじいちゃん、おばあちゃん、おかげさまで元気にしています」と挨拶はしていたのですが、JRの在来線はお墓が見えるくらいのところを通っているのですが、新幹線はずいぶん離れており、なんだか気持ちが入りきらないままでした。また、新幹線だと玉名を通過するのもあっという間で、心の中で念仏を唱える間もないほどです。
そんな中、今回両親を連れて実際にお墓参りに行けたことは、本当によかったと思います。道が細く、自分では場所の見当がついていたものの、久しぶりだと道がわかりません。両親の道案内で到着してみるとお墓は雑草も生えずきれいに保たれており、ホッとしました。
さらに道中、父方のご先祖にもお参りすることができました。こちらは私にとって初めての訪問でした。「長らくご無沙汰してすみません。そして、いつも見守ってくださってありがとうございます」——そう心の中で手を合わせました。
日常から少し離れ、家族やご先祖とつながる時間を持てたことは、何よりの贈り物でした。