昨日、本屋で面白そうな本を見つけました。『老けない人は何を食べているのか』(森由香子著)です。まだ最後まで読み終わっていませんが、ほぼ読了したので感想を書きたいと思います。(読み終わったらクリニックの待合に置いておきます)
著者は管理栄養士で、抗加齢医学会で講演をするほど栄養と健康について詳しい方です。本書は多くの話題がコンパクトにまとめられており、サクサク読めるうえに実用的な内容が詰まっています。私もこの分野を長年勉強しているので目新しい情報はありませんでしたが、これだけ幅広いテーマをバランスよく整理している点に感心しました。
昨日のブログにも書いたように、これからは個々人が健康意識を高く持ち、予防に努めることが必要です。高齢化がますます進む中で、年金制度や医療保険制度の持続性が危ぶまれています。最近、イーロン・マスクが「社会保障はネズミ講だ」と発言し話題になりましたが、アメリカのように若い世代が多ければまだ持ちこたえられるかもしれません。しかし、日本や韓国、中国のように急速に高齢化が進む国では、制度の破綻は避けられないかもしれません。
そのような未来に備えるには、病気にならないよう日頃から健康管理を徹底し、食事や運動に気を配ることが重要です。さらに、食事だけでは補いきれない栄養素をサプリメントで補充することも考えるべきでしょう。将来、子や孫に頼らず自立した生活を送るためにも、今から健康を維持する努力をするべきです。その点で、この本は健康管理の第一歩としてとても良いガイドになると思います。食事は毎日のことなので、適当に済ませていると短期的には問題なくても、長期的には大きな健康リスクにつながる可能性があります。
さて、最近の私のマイブームは「寒天」です。たまたまキッチンの棚の奥から数年前に買った棒寒天を見つけ、試しに使ってみることにしました。味付けには、貰い物の黒糖生姜湯の素を溶かし、さらに以前購入したお魚コラーゲン(パウダー状のサプリ)を加えてみたところ、美味しいデザートができました。
今日は、スポーツ選手向けのアバンド(アボット製のアミノ酸ドリンク:グルタミン、アルギニン、カルシウム配合)を溶かして寒天にしてみました。これも非常に美味しく、しかもヘルシーです。寒天はカロリーゼロで食物繊維が豊富なうえ、腹持ちも良いので、健康管理にぴったりです。次回は抹茶を溶かして作ってみようと思います。