むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 村八分の文化をなくそう

    今週は正月3が日の休みからちょうど4週目ということもあり、患者さんの少ない日が続いています。年末に多かった発熱患者さんもすっかり減り、穏やかな一日でした。こういう日もあっていいかなと思います。

    患者さんが少ないとはいえ、パラパラと来院されるので、ゆっくりお茶を飲む暇はなく、結局診察室で軽い運動として座ったり立ったりする程度で過ごしました。

    ネットニュースを見ると、フジテレビや中居くんに関する話題が多く、日本全体で過度に個人を追及するような風潮を感じます。良い悪いは別として、マスコミは過度な個人攻撃を控えるべきではないかと思います。本人も相当辛い思いをしているでしょうし、できることなら外国に移住したいほどの気持ちかもしれません。日本には昔から「村八分」という言葉があり、仲間外れにする文化が根強く残っているように思います。昭和の時代は特に顕著でしたが、時代が変わっても本質的にはあまり改善されていないように感じます。

    当院には、職場のストレスで体調を崩したと相談に来られる患者さんが多く、その中でも特に「職場で仲間外れにされた」「上司から無視された」など、人間関係に悩んでいる方が目立ちます。こうした問題は一般的な民間企業だけでなく、医療機関や学校、公務員(役場関係)など、むしろ人の心を理解しているはずの職場でも頻繁に起こっています。

    患者さんにはまず休職して体調の回復を優先してもらいますが、同じ職場に復職すると、またすぐに体調を崩してしまうケースが多いのが現実です。そうならないためにも、職場の上司や産業医と相談し、部署異動や仕事内容・シフトの調整、大きな企業であれば転勤などの環境調整を行うことが最も大切だと考えています。

    話は変わりますが、夕方6時に仕事が終わる頃、最近はまだ明るいですね。日が少しずつ長くなってきたのを実感します。今日は昼間はとても暖かかったですが、週末は雨、来週には雪の予報も出ています。いよいよ2月になり、立春も近づいていますが、寒さはまだ続くようです。体調管理には十分お気をつけください。