むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 後始末の心

    昼に老人ホームに往診に行ったら、クリスマスツリーの後片付けをしていました。もう門松が飾られており、クリスマスからお正月に向けてガラッと雰囲気が変わります。こういう点は日本人はまめに作業しますね。以前私がソウルに1月に旅行に行ったとき、あたりにはまだクリスマスツリーが飾られていました。ただ、飾りに”Happy New Year 2024″みたいなイルミネーションにになっており、ツリーはクリスマスと新年を祝うものを兼ねているようで、文化の違いを面白く感じました。

    クリスマスツリーの後片付けもそうですが、いよいよ恒例の大掃除の時期です。どうしても「面倒だな」と思いがちですが、終わった後のすっきりとした感覚は、達成感があります。ただ、大掃除で一番大切なのは「後始末」という心だと感じています。始末という言葉は始めと終わり(末)です。なにかを始めてもきちんと締めくくらなければ完了ではありません。

    この「後始末」という考え方は、日常や仕事にも通じることです。仕事の後の整理整頓、フォローアップ、そして年末の締めくくり。どれも、一つ一つの仕事を完結させることで初めて次のステップに進めるのです。今年の大掃除、ただ綺麗にするだけでなく、「次につながるための作業」を意識してみませんか?部屋だけでなく、お世話になった人へのお礼とか、迷惑をかけた人に謝っておくとか、心の後始末も重要です。年末にかこつけてきれいな後始末を心がけると気持ちもリフレッシュして新しい年を迎える事ができると思います。