今年の正月に江津にある「くりの実カフェ」を訪れました。そこでいただいたベジタリアン料理は、健康的で美味しく、満足感のあるものでした。この体験をきっかけに、今年から「ベジタリアンもどき」の生活を始めています。これが今年の自分にとって大きな変化の一つです。
毎週、生協のカタログから食材を選んで購入していますが、気がつけば肉のページを見なくなりました。普段の食事は野菜や納豆を中心に、魚もできるだけ食べるようにしています。完全なビーガンではありませんが、野菜をしっかり摂る食生活のおかげで体調も良く、満足しています。ただし、タンパク質が不足しないように、えんどう豆プロテインを毎日飲むようにしています。
さらに、今年から「坂の途中」という有機野菜通販サイトで、定期的に有機野菜を取り寄せるようになりました。毎週段ボールいっぱいの美味しい野菜が届き、中には珍しい野菜も含まれています。そのため、食べ方を調べながら料理する楽しみが増えました。特に気づいたのは、健康に良い野菜には赤や紫など色鮮やかなものが多いことです。紫大根、紫人参、紫キャベツ、紫玉ねぎ、ブルーベリーなどがその例です。
紫色の野菜や果物に含まれるアントシアニンは、抗酸化作用が強く、体内の活性酸素を除去して細胞の酸化ストレスを軽減します。この成分は植物自身を守る働きをしますが、人間にとっても多くの健康効果をもたらします。たとえば、ブルーベリーは目の疲れや夜間視力の改善に役立つことが知られています。また、アントシアニンには血管壁を強化して動脈硬化を予防する作用や、体内の慢性的な炎症を抑える抗炎症作用もあります。さらに、記憶力や認知機能の維持・向上にも効果があると言われています。これほど優れた効果があるのに、店頭ではあまり見かけないのが不思議です。
ただ、アントシアニンは調理中にスープや煮汁に溶け出し、料理が紫色になります。例えば、味噌汁や煮込み料理では、紫色の汁が「ハロウィンのジョーク料理」のようになります。この点はメニュー作りに少し工夫が必要です。ウクライナの名物料理「ボルシチ」に使われるビーツも、体に良い成分を含んでいますが、煮汁が鮮やかな赤になります。
アンチエイジングに役立つ植物の色素を、皆さんも日常の食生活に取り入れてみませんか?美味しく健康的な食材を楽しむことで、体調や気分にも良い影響が期待できます。
昨日の雨で街路樹のイチョウはほとんど散ってしまいました