イオンのスポーツジムには毎週末に通っていますが、週末恒例の楽しみはイオンモールをウィンドウショッピングすることです。隅々まで歩き回ると、意外といい運動にもなります。しかし、このところ忙しくて、ゆっくりモールを歩けていませんでした。
今日、久しぶりに歩いてみると、定期巡回しているTSUTAYA、無印、ニトリ、ユニクロなどの店舗が軒並み改装中で閉まっていました。これではイオンに行く楽しみが減ってしまい、少し寂しい気持ちになりました。いつもジムで運動し、温泉に入って、モールをブラブラ歩くことで、必要な買い物もほとんど済ませていたので、この習慣がしばらく途絶えるのは残念です。
日本は今後、急激に少子高齢化や人口減少が進みます。イオンモールもこれまで若い世代を中心に賑わっていましたが、オープンから20年近く経った今、同じビジネスモデルではやっていけなくなるでしょう。桜十字病院がショッピングモール内に検診センターやリハビリ施設を作ったように、医療や健康をテーマにした施設を取り入れることが、今後のモール運営の鍵になるのではないでしょうか。
一方で、このところの急激な物価上昇も大きな課題です。多少給料が上がっても追いつかず、相対的に多くの日本人が貧困化していると感じます。高齢者が増え、年金生活者が国民の大半を占める未来では、財布の紐はさらに固くなるでしょう。その結果、日本人はコスパを重視した買い物に集中し、高級品はインバウンド向けの販売が中心になる時代が近づいています。こうした変化を見据えて、モールのあり方がどう進化していくのか注目したいと思います。