今日は勤労感謝の日ですね。土曜日が祝日になるなんて珍しいですね。土曜は普段、学校や仕事がある人たちがクリニックを訪れるため、特に忙しくなる曜日でもあります。最近はたいていの祝日は月曜日にまわっているので、土曜日が祝日というのはそれなりに深い意味があるということです。しかし、勤労感謝ではなんの由来かよくわかりませんので、ちょっと調べてみました。
勤労感謝の日は、新嘗祭(にいなめさい)という日本古来の収穫祭に由来します。天皇家がその年の実りに感謝し、神々に穀物を奉納する神聖な儀式です。この行事は、古来から日本人が自然の恵みや収穫に感謝し、家族が豊かに暮らせる幸せを祈る大切な日でもありました。
戦後、新嘗祭は国家神道の宗教的な意味合いを排し、勤労そのものをたたえる日として再構築されました。しかし、その根底には変わらず「感謝」があります。感謝の対象が自然の恵みだけでなく、現代の働き手たちにまで広がったのは興味深いですね。
働き方改革が叫ばれる今、私たちは改めて「働く」ということを見つめ直す時期に来ているのかもしれません。特に医療現場では、患者さんの健康を守るために365日対応が求められますが、働きすぎが心身に及ぼす影響を痛感する場面も多々あります。
患者さんには「無理せず休みましょう」と言いながら「3ヶ月の休養を要す」なんて診断書を書いて渡していますが、私は全然休んでいません!間違いなく働きすぎです。皆さんも、今日という日をきっかけに、働き方についてもう一度考えてみませんか?
今日のベジ夕食。蓮根のソテー、椎茸のバター炒め、ほうれん草とトマトのサラダ。以上!