11月も半ばだというのに、まだまだ暖かい日が続いています。昼休みに往診に出かけるとき、車内では冷房を入れていますし、診察室も昼間は25度を超えているため冷房をつけました。とはいえ、朝晩は気温が下がるので油断は禁物です。訪問先のグループホームでは、入居者さんと一緒に吊し柿を作る予定とのことですが、この暖かさでは吊るした柿が腐ったり虫がついたりして、食べられなくなるかもしれませんね。
学会の準備もカウントダウンが始まり、日々、細かい作業に追われています。診療中は考える暇もないため、朝早くクリニックに出てきて、8時半の診療開始までの1~2時間が勝負です。やり残しがないか一つずつ確認しています。演者の先生方にはスライドの事前提出をお願いしており、少しずつ集まってきたスライドファイルを、発表順に並べて当日すぐ表示できるよう準備しています。
さて、AIについてまた書こうと思います。昨日は、海外勤務の患者さんが体調を崩して一時帰国され、当院を受診されました。体調が回復するまでの休養を必要とする旨の診断書を英文で書いてほしいという依頼がありました。その日は100名近い患者さんが来院され、一人にかけられる時間はわずか3分程度。しかし、診断書を急いでおられたので、大急ぎで作成しました。今回はまず日本語でアウトラインをざっと書き、それをChatGPTに英訳してもらったところ、数秒で完成しました。読み返してみると非常に自然な英文で、修正も不要でした。
英文診断書は通常、日本語のものより手間がかかり、じっくり読み返すため、これまで料金も少し高く設定していました。しかし、今回ChatGPTを活用したことで、迅速な作成と品質の向上につながりました。患者さんへのサービス改善と業務の効率化の両面で良い効果がありました。今後はChatGPTのおかげで日本語の診断書と同じ価格で英文診断書も提供できそうです。