むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • マイナ保険証の行方

    先週の日曜が休日当番医だったため、13連勤してやっと日曜日が来ました。土曜は同級生の気のおけない仲間たちと食事会をして息抜きできました。この食事会は同じメンバーが定期的に集まっています。以前はみんな車で来たりタクシーで来たりしていましたが、今回は歩いてきたという人やレンタサイクル(チャリチャリ)で来たという人たちが多く、みんな健康に気を使ってるんだなと思いました。そういう私もチャリチャリを使って行きました。タクシーなど呼んでも来ないから最初からあてにせず、近くにあるレンタサイクル置き場まで歩いていきます。

    今日(2024年10月27日)は衆議院選挙でした。政権交代の可能性もあり、歴史的な一日になるかもしれませんが、街中ではあまり盛り上がりは感じません。ただ、車で出歩いてみたら交通量が少なく、日曜の割にはどこもガラガラだったので、みんな投票に行くなど何かしら忙しい一日だったのでしょう。選挙結果がどうなるかはまだわかりませんが、私たちクリニックにとって大きな影響があるのがマイナ保険証の問題です。現行の保険証を本当に廃止するのかどうかは政権の方針によって変わるかもしれません。

    昨日の食事会で小児科のクリニックを開業している友人が言っていましたが、小児科でマイナ保険証を使う人は月に1人くらいだそうです。それはそうでしょう。乳幼児の顔認証するのは難しいです。私のクリニックでもやっと20%くらいです。政府の計画ではもうすぐ完全移行の予定というのに、まったく普及していないのが現状です。もし完全移行となった場合、今手持ちの保険証の扱いや、新たな資格確認の方法など、様々な対応が必要になるかもしれません。マイナ保険証以外の保険証確認がとても複雑になる可能性があります。高齢者にマイナ保険証を説明するのもすごい手間ですし、暗証番号を3回間違えるとロックされてしまいます。その場合、区役所での手続きが必要になり、保険証の確認ができなくなってしまいます。どう考えてもクリニックの窓口が混乱するのは明らかです。個人的には、現行の保険証システムを維持してもらえると助かります。さて、選挙結果が出て、どのような政策が実施されることになるのか。医療現場としては、その行方を注視していきたいと思います。

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