連休の日曜日、いいことありましたか?私は日頃の疲れを取るため、いつもより朝寝坊しました。それでも7時過ぎには起きましたが、通常より2時間以上たっぷり寝ました。おかげで疲れも取れて、朝から気分も上々です。予定していたいくつかの事務作業をしながら、冬の厚手の布団を出して干したり、夏物の半袖シャツなどを衣替えするため洗濯したりして過ごしました。しかし、夏物を洗濯して1時間もしないうちに後悔しました。暑くて長袖では外に出られません。昼間は30度を超えていました。結局、この夏一度も着なかった半袖シャツを出して着ることにしました。うちは回覧板の当番が9月で終了したため、お隣に挨拶に行ったり、ご近所さんを回って町内会費を集めたりしました。暑くて汗だくです。
昨日は夜に済生会の病診連携の会がありました。当院から済生会は遠いため、めったに患者さんを送ることはありませんが、心臓の手術などではお世話になっています。今回は、済生会のスタッフによる2040年を見据えた医療体制の構築についてのシンポジウムがありました。16年後の日本は、総務省などの人口統計からも推測できるように、人口が減り続ける一方で高齢者の割合は当分増え続けます。その際、済生会の役割を考えると、高度先進医療の追求だけでなく、高齢者の肺炎や骨折、心不全などにも幅広く対応していく必要があります。もちろん、私たちクリニックも早期退院後のフォローや在宅診療に一層注力していくことが求められます。通常、こういった勉強会では先進医療の話が中心となりがちですが、今回はそういった視点から将来を見据えた体制づくりを考える良い機会となりました。
さて、新聞を見ると、解散総選挙の話題が続いていますが、各政党の公約を見ても医療福祉関係のことはどの政党もあまり触れていません。唯一、私たちに関係があるのはマイナ保険証の見直しの話題くらいです。今後、医療費はますます膨らんでいきます。介護や年金も含めて、高齢者にかかるコストはさらに大きくなるでしょう。国はジェネリックを推進しすぎた影響で、医薬品不足が深刻化しており、咳止め薬さえ手に入らない現状です。このような中で、どの政党に投票すれば医療福祉分野が充実するのか、見極めるのは難しいと感じます。