連休明けの火曜日、週のスタートでクリニックは相当な混雑となりました。待ち時間が長くなってすいません。これまでいくつもの病院で診断がつかなかったり、症状が改善しなかった症例もあり、それぞれに時間を要しました。他の病院の先生からのご紹介なども多数あり、私なりに一生懸命考えて治療計画を立てています。こういった難しい症例の積み重ねで私の経験値も上がり、今後の診療に非常に参考になります。100名を超える外来診療のあとは、同級生の開業医仲間と勉強会でした。今日はなかむらファミリークリニックの中村先生が美容皮膚科についての講義をされ、それに引き続いて医師会病院の平井先生が救急蘇生についての講義をしていただきました。みんな、ほぼ同級生ということで、気楽に質問を交わしながら知識のアップデートができました。
勉強会が終わって帰宅してみると、中秋の名月が夜空を明るく照らしています。さすがに名月というだけあって美しい。お団子でも食べたい気分になります。うちには月餅を買っていたので、月餅で月見しました。月餅は中国でこの時期食べられるもので、長崎などの中華街のお土産にもなっています。うちの近所の中華料理屋さんには通常はお菓子のパックの月餅が売られていますが、この時期は贈答用の化粧箱に入った月餅が並んでいます。中国ではそれを送る習慣があるそうです。日本のクリスマスケーキと同じで、中国では中秋が終わると贈答用の月餅は処分価格となるそうで、日本人にとって月餅はいつ食べても美味しいお菓子なので、中秋明けに安くなったものを買うのも楽しいものです。
月見団子のイメージを思い浮かべると、すすきですね。団子は木製の台にピラミッド状に積み上げる。その横にはとっくりのお酒でしょうか。ふと、団子ならお茶のほうが合いそうだけど、と思ったのですが、それは食いしん坊な考えかもしれません。よく考えてみると、月見団子とかすすきの生け花に合わせておいてあるのはお神酒ですね。団子に合わせてお酒を飲むのではなく、五穀豊穣を祈ってお神酒をお供えする。だからお茶ではないのだと思います。まだまだ暑いですが、季節の行事を楽しみましょう。熊本は秋が短く、一気に冬になりますよ。
チャットGPTで描いてもらったら小籠包みたいになってしまいました