最近のコメ不足がかなり話題になっています。熊本にいるとあまり実感しませんが、都会のスーパーなどは本当に売るものがないみたいなところがあるようです。今年どうしてこうなったかを考えてみると、ちょうど前の年の収穫したコメの在庫が少ない時期に、南海トラフ地震が来るかもしれないという注意喚起があったため、多くの人が家庭に多めに米を買ったのではないかと思います。また、こんな状況の中、政府は備蓄米をなぜ放出しないのかと叩かれていますが、国は本気で南海トラフ地震を心配しているので、今ここで放出するわけにはいかないのでしょう。私たちはお盆前に一時期大地震が来るかも、と思ったりしましたが、1ヶ月が経過し、少しその不安も薄れてきています。地震は忘れた頃にやってきます。もちろんプラスマイナス何十年という範囲での話なので、怖い怖いといって恐れていても、一生被害に合うことはないかもしれません。
さて、話は変わって、昨日は桜十字の検診部門(メディメッセ)のスタッフたちと情報交換会をしました。私が分子栄養学をクリニックで実践していることを話していたら、メディメッセでは予防医学の一環として栄養学に力を入れようと考えているとのことで、お呼ばれしたのです。桜十字はプロバスケットチームのヴォルターズをサポートしており、選手たちの健康管理も担当しているそうです。その中に栄養管理を取り入れたいという考えもありました。アスリートにはアスリート向けの栄養学があるので、そういった分野の知識を深め、実践に活かしていければと思います。
栄養の重要性は、今の医療においてますます高まっていると感じます。特に慢性疾患を抱える患者さんにとって、適切な食事と栄養バランスは治療の一環であり、病気の予防にもなります。薬だけに頼るのではなく、食生活を改善することが、健康を維持するカギだと考えます。その意味では、予防医学に栄養学の考えを取り入れることで、患者さんの健康管理に新しい視点が加わるのではないかと期待しています。
最近は、コメ不足以外にも猛暑で野菜などの食材の供給が不安定な状況も続いていますが、基本的な食生活の質を維持するための工夫を怠らないことが大切です。先日のメディメッセのスタッフたちとの会話を通じて、予防医学の中で栄養学がどのように現場で役立てられるかを改めて考えさせられました。これからも地域に根ざした医療を提供し、より多くの人々に健康的な生活をサポートしていきたいと思います。
Copilotでイラスト作成しました。文字が無茶苦茶ですが。。