9月に入り、学校は夏休みが終わり2学期が始まりました。社会人も今年は少し長めのお盆休みが開けて、いよいよ忙しくなってきた頃だと思います。そんな中、急に頭が痛い、お腹が痛い、朝起きられなくなった、などの症状が出てきて学校や仕事に行けなくなってしまう人が大勢います。当院にもそのような中高生が毎日来院されます。当院では現在心療内科の新規の予約は受け付けていませんが、他のクリニックからの紹介があれば受け付けています。出席日数や受験などの心配もあると思いますので、早めにご相談ください。子供さんでも、漢方が飲めないと治療が困難ですので、来院前に飲めるかどうかご確認ください。
ストレスが原因で学校や仕事に行けなくなった場合、まずは無理をせずに休むことが大切です。体調が悪いときに無理をすると、さらに症状が悪化する可能性があります。しっかりと休息を取り、体と心をリフレッシュさせましょう。十分な睡眠を確保することや栄養バランスの取れた食事を心がけることも重要です。必要な場合は、心療内科や精神科に相談し、診断書を書いてもらいましょう。それを提出することで、仕事を休みやすくなり、傷病手当などの手続きをとることもできます。また、専門家のサポートを受けることで、適切な対処法のアドバイスを受けたり、投薬をしてもらうことで、気分的にも体調も改善が期待できます。
それでは、自分の配偶者や子供など、家族がストレスを受けて調子が悪い場合どう対応したら良いでしょうか。まずは話を聞いてあげることが大切です。無理に励ましたりアドバイスをするのではなく、共感しながら話を聞いてあげましょう。決して怠けているわけではありませんから、叱ったりして無理に学校や仕事に行かせるのではなく、休むことを許容してあげてください。一緒にリラックスできる時間を作ることで、ストレスを軽減する手助けができます。散歩や映画鑑賞など、リラックスできる活動を一緒に楽しんでください。必要に応じて、専門家のサポートを受けることを勧めてください。
9月は新しい環境や変化が多く、ストレスを感じやすい季節です。しかし、適切な対処法を知っておくことで、ストレスを軽減し、健康を保つことができます。家族や友人と協力しながら、無理をせずに過ごしていきましょう。