むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私がやらねば誰がやる

    今週は混雑が予想されていたため、朝から準備を整えていましたが、実際には通常より10~20人ほど多い程度で、想定内の忙しさで終わりました。ひどい混雑にならずに済んで、ほっとしています。コロナの患者さんは依然として来院されていますが、当院にはコロナ後遺症でお困りの方が多く訪れています。具体的には、味覚や嗅覚の障害、咳が止まらない、頭が回らない(ブレインフォグ)、ひどい倦怠感などの症状に悩まれている方が多いです。当院では主に漢方を用いて治療を行っており、時間をかけて治療することで多くの方が回復しています。もちろん、なかなか改善しない難治症例もありますが、「私がやらねば誰がやる」という気持ちで、根気強く対応しています。

    この「私がやらねば」という言葉は、私が以前勤めていた桜十字病院の「患者様満足宣言」に含まれていた一節です。この行動規範は、桜十字病院を創業した当初に経営陣がどのような病院にしたいかという理想を反映しており、非常に良い文言だと感じています。熊本の方なら桜十字病院をご存知かもしれませんが、再春館製薬所やキューネット(警備会社)と兄弟会社であり、いずれも熊本で屈指の成長を遂げた企業です。これらの会社が成功しているのは、優れた経営によるものでしょう。この「私がやらねば誰がやる」という精神は、私自身にとっても大切であり、当院の経営理念にも通じるものです。

    最近、チョコザップで運動するついでにボランティアスタッフとして毎回お掃除をしていますが、これも「私がやらねば」という気持ちからです。他人任せにせず、自分から率先して行動することは、人生を自分の意志で切り開く小さな実験の場だと感じています。どんな些細なことでも、「私がやらねば」と思って実行することで、さまざまなことが可能になり、難しいかもしれないと思ったことも、実際にやってみたらできたという経験が得られるかもしれません。これが、運を引き寄せ、良い結果を得るきっかけになるのではないかと思います。