私が住んでいたアメリカでは、医者や社長の奥さんなどが働く必要もないため、ボランティアをしたりチャリティをしたりするイメージがありました。人のために尽くす仕事というのは、やはり自分の生活がギリギリではなかなかできるものではなく、余裕があってはじめてできるのではないかと思います。ボランティアとは違いますが、公務員というのも、私利私欲とはかけ離れており、ボランティアに近い仕事だと思います。国民、市民の皆さんの生活をサポートする、という素晴らしい仕事です。しかし、日本は不思議な感性があり、公務員は清貧を美徳とする風潮があるのではないでしょうか?私たち国民のために働いてくれている公務員の皆さんが裕福だと気分が悪い。その影響か、政治家の皆さんの資産公開では、きちんと資産を公開せず、清貧をアピールしている人が多いと思います。
今日の日経新聞をみて驚いたことがありました。霞が関の省庁のエアコンは午後8時に切れるそうです。残業するときにエアコンを使用するためには申請が必要で、それでも夜11時を過ぎると完全に切れてしまうそうです。汗をダラダラ流しながら国民のために残業していても、ハッピーな気分になるはずもなく、「くっそー、あんなに勉強して公務員になったのに、この暑い中で仕事をしているなんて」とひたすらイライラすることでしょう。そんな人たちが私たちに優しくできるはずがありません。それで診療報酬改定では、まるで開業医いじめのような制度を作って、自分たちの憂さ晴らしをしているのではないかと思わされました。
冒頭に述べたように、人のために働くには、まず自分の生活が豊かでハッピーでないといけません。公務員の皆さんにもハッピーに仕事をしてもらいたいです。そうすると、いじめの発想などなくなり、お互いの幸せが実現できるのではないかと思うのです。
こんな状態では人の幸せを考えられませんね! Copilitで画像制作しました。