むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 早朝は貴重な時間

    私は毎朝5時に起きます。最近はずいぶん日の出も遅くなり5時頃はまだ暗いです。暑い暑いと言いながらも、7月は今日でおしまい。私はすでに秋の気配を感じています。私は仕事中診察室に入ったら、昼の往診を除いてずっと帰るまでじっと座っています。自由時間はまったくなく、ひたすら診察です。そういう私の自由になる時間が朝5時から8時までの3時間なのです。ここだけは、めったに電話もないし、自分で決めたことを決めただけできる貴重な時間です。たまに患者さんが「朝5時に目が覚めてしまいます。もう少し眠れるように薬をください」と言われます。私にしてみれば、5時に起きれば多くのことができるのに、寝るのはもったいない!と思うのですが、それは私の心の中にとどめて患者さんには眠れるようにしてあげます。

    5時からできること。朝食、ネットでメールチェック、いくつか(朝から見ると決めている)ウェブサイトをチェック。新聞。ハングル講座、中国語講座、弁当作り、出勤、観葉植物に水やり、クリニックの玄関前の清掃、診断書などの作成。だいたいこのくらいを毎朝こなしてから8時頃スタッフが出勤してくるまでの15分ぐらいが自由時間。本を読んだりネットサーフィンして世の中の情報を確認。夜はゴンの散歩、チョコザップでランニング、そしてこのブログ書き。余った時間はNetflix。これで全てです。韓国ドラマを見る時間も1日15分程度です。昔の開業医のイメージと言えば、料亭でご馳走を食べたり、クラブでお酒を飲み歩いたり、週末はゴルフ三昧、みたいなイメージがありましたが、現実は全くそんな時間はありません。

    さて、話は変わって、生活習慣病の患者さんに食事療法と運動療法についての説明書きを毎日お渡ししてサインを頂きました。この制度が始まって2ヶ月たち、ざっと1000名ほどにお渡ししたと思います。ほぼ全ての患者さんにお渡しできたと思います。非常に多くの時間と労力を要しました。国はこれで患者さんが健康になると思っているのでしょうか。私たち内科医にとって、診察時間を削ってサインしてもらっているので、診察のクオリティーは明らかに落ちていると感じます。待ち時間もいつも以上にかかり、大変でしたが、ほぼ一巡したので、来月からは落ち着いてくると思います。

    皆さんは、どのように一日を過ごしていますか?忙しい毎日の中で、自分だけの時間を作れていますか?

    生活習慣病の管理について説明するシーン:Copilotで作成

  • えんどう豆プロテイン

    Yahoo!を見ていたら、「暑い中ウォーキングをするのは体に悪いと思うが、なにか対策はないか」という記事がありました。秘策があるのかと思ったら、「朝の涼しい時間に歩こう」など、誰でも考えそうなことが書いてありました。ためしにGeminiになにかいい方法はあるか、と尋ねてみました。そしたら、なんと出てきた5つのアイディアが全部Yahoo!の記事と同じでした。これからは、こんなことが日常茶飯事になると思います。学校のレポートや夏休みの宿題など、AIに聞いたらあっという間に完成します。先生はそれがオリジナルなのか、たまたま同じような回答になったのかを見抜くのに苦労することでしょう。

    さて、話はかわって、チョコザップに通っているとランニングマシンの眼の前に動画が流れており、時々プロテインのCMが流れます。チョコザップが独自に開発した商品です。通常プロテインは牛乳から作ったホエイプロテインと、大豆から作ったソイプロテインが主流ですが、チョコザップのはえんどう豆から作ったピープロテインといいます。チョコザップがわざわざえんどう豆タンパクにこだわったのはなぜだろうと思い、チャットGPTに尋ねてみました。その結果、とても興味深いことがわかりました。

    まず、牛乳や大豆製品はアレルギーで飲めない人が多い中、えんどう豆は大丈夫なことが多い。そして、えんどう豆を育てるのは地球環境に優しいです(牛乳の場合、牛に大量の餌を食べさせる必要があるので地球に優しくありません)。また、ピープロテインはBCAAという分岐鎖アミノ酸を多く含むため、筋肉の成長や修復に役立ちます。これはアスリートにとって良いこと尽くめです。ということで私も最近は毎日飲んでいます。

    もう一度今日の話の冒頭に戻りますが、毎日暑すぎて朝や夜でさえ運動するのは辛いと思います。夜、日が暮れても33度ぐらいあります。しばらく外にいると頭痛がします。ジムなら涼しい部屋で運動できるので快適そのものですよ。

    Copilotで作成

  • 猛暑を乗り切りましょう

    日曜は朝からチョコザップに行き、夜はイオンモールにある水春のジムに行き、合計7km走りました。ジムは涼しくて快適ですが、外はものすごい暑さでした。とても出歩けるような状態ではなく、危険を感じるほどでした。昼に車で実家まで行きましたが、人通りはいつもより少なく、みんな室内で過ごしているようでした。週間天気予報によると、この先当分はこの暑さが続くようです。日によってはもっと暑くなる予報が出ています。くれぐれも健康管理には気をつけてください。

    テレビをつけると、オリンピックが放送されていますね。私はスポーツ観戦には全く興味がないので、野球もサッカーもゴルフも一切見ません。同じようにオリンピックも全く見ることはありません。前にオリンピックを見た思い出は小学校の頃、夏休みで特にすることもなく、当時好きだったNHKの英語の子供番組『セサミストリート』を見ようとしたら、オリンピックが放送されていたことを思い出します。ビートたけしさんが昔ギャグでやっていた「コマネチ」が活躍していた頃の話です。その次にオリンピックを見た思い出は、アメリカにいた頃、長野で冬季オリンピックがありました。アメリカにいて、日本の風景がテレビで流れるのが懐かしく、なんとなく見た思い出があります。

    これだけ暑いとそうめんなどあっさりしたものを食べたくなると思います。しかし、そうめんは炭水化物の塊で、血糖が一気に上がります。先日も書きましたが、炭水化物をたくさん取るとビタミンB1が欠乏し、疲労感が出ます。肉や野菜をしっかり摂りたいものですが、食欲が出ないときはビタミン剤でも体調維持には役に立ちます。韓国料理屋さんに、そうめんのような麺を茹でたものにビビンバのような肉や野菜、卵などをトッピングし、コチュジャンベースの唐辛子ソースをかけてぐるぐる混ぜて食べる料理があります。ビビン麺という料理だと思いますが、家庭でも簡単に作れます。日本のそうめんを使って、冷蔵庫にあるほうれん草などの野菜をさっと茹でて使うといいです。肉はひき肉でもなんでもいいので、焼肉のタレのようなもので軽く味付けして乗せると、簡単で美味しくできます。

  • サングラスで白内障を予防しましょう

    すごい暑さですね。いつもは冷房の効いたクリニックの中で過ごしますが、昼休みの訪問診療のときは車の中がとにかく暑い。訪問先を転々と移動するので、冷房が効く前に次の訪問先についてしまいます。結果、車の中は常に灼熱地獄です。

    最近、バスの運転手さんや警察官が安全のためサングラスをかけることにしたというニュースを見ました。わざわざそんなことをことわらなくてもいいと思います。こんなに日が強いと眩しくて周りがよく見えません。安全確保のためにもサングラスを使うべきです。アメリカなどではバスの運転手や警察官がサングラスをするのは当たり前で、制服みたいなものです。

    強い日差し、特に紫外線は目の天敵です。白内障のリスクになります。目のレンズは紫外線で変性して濁ってしまうと、二度と元の透明な状態には戻りません。卵の透き通った白身も加熱すると白くなるのと似たようなものです。白内障に目薬があるじゃないかと思うかもしれませんが、ゆで卵の白身が生の透明な状態に戻らないのを考えると、目薬が効くわけないのは自明です。したがって、白内障になってしまったら手術しかありません。目のレンズが濁らないようにきちんと予防することが重要です。それには、サングラスでしっかりと紫外線から目を守ることが大切です。

    その際、色の濃い黒っぽいレンズより、薄い茶色っぽいレンズのほうが良いそうです。眼科の先生に聞くと、おすすめのレンズを教えてくれると思います。もちろん紫外線(UV)カット99%と表示されているものであることが重要です。できれば、レンズのサイドも遮光できる形のものがおすすめです。

    話は変わって、土曜日の夕方は私が主催する熊本東方医学研修会でした。飯塚病院の吉永先生に皮膚科の漢方治療について詳しく教えていただきました。皮膚科領域では標準治療(内服や塗り薬)だけでは治療に難渋する例があり、漢方で体質改善することで大元から治療しないとなかなか良くならないという場合があります。皮膚科にかかっているけどあまり良くならないというときは、漢方の併用も試す価値ありです。

  • 時間通りに働く

    たまにバスに乗ると、道が空いていてスイスイ進むときも、運転手さんはバス停で時間が来るまで止まっています。さっさと行ってほしいと思う反面、時間(スケジュール)に正確に従うのはすごいなーと感心します。確かに、バス停で待つ人の身になれば、時間通りにバス停に行ったのに予定のバスはもう通り過ぎていたなんてことは許されません。運転手さんは仕事中何十回と時計を見ながら行動を決めていることと思います。

    そういう私も、結構時間通りに一日を動きます。朝起きる時間、ご飯を食べる時間、ラジオハングル講座を聞く時間、朝の天気予報を見る時間、家を出る時間、などなど一日を通して、分刻みで自分の行動を決めていて、多少のズレはあっても寝るまでだいたい予定通りに行動します。昔、哲学者でカントという人がいましたが、彼の行動は一日を通してものすごく規則正しいので、みんなカントの行動を見ると時間がわかるということから「カント時計」と言ったりしていたそうです。私の行動はそこまで正確ではありませんが、日々そのくらい時間を見ながら行動を制御しています。

    患者さんで自律神経が乱れていると言われている方も多いと思いますが、自律神経は薬で治るものではありません。規則正しい生活が大切です。起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間、行動する時間、休息する時間、こういうリズムをきちんと保つことで自律神経は安定します。朝起きられず昼まで寝ている、ご飯は食べたり食べなかったり、というのはよくありません。ただ、仕事上どうしても難しいのが工場や医療、介護などの現場で夜勤をする人たちです。寝る時間、行動する時間が日によってばらばらで不眠になったり、いろいろな体調不良を起こします。日勤と夜勤を組み合わせて働くより、夜勤専門のほうがまだリズムが一定となり安定します。

    時間管理は、人それぞれ異なる価値観に基づいて行われます。ある人は、タスクを細かく分割して時間を効率的に使い、生産性を高めることを重視するかもしれません。一方、ある人は、予定を詰め込みすぎず、余裕を持った時間を大切にするかもしれません。どちらが良い悪いではなく、それぞれの価値観やライフスタイルに合った時間管理方法を選ぶことが大切です。


    Copilotで作成しました