むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方が入手困難で混乱中です

    クリニック近くにさくらの森というスーパーがあり、その裏の桜木中学校方向に少し奥まったところに寿司虎という寿司屋さんがオープンしました。今日がオープン2日目でまだ週末を迎えていないのでもしかして混んでいないかもと思って仕事帰りに寄ってみました。自動受付機で11組待ちとなっていたので、これはだいぶかかるぞ、と思ったら10分もしないうちに呼ばれました。早い!車内で待機していたので携帯で呼ばれて店内に入ってみたら、すごく広い。よくみると回転寿司みたいなレールが密かに存在するのですが、カウンターがUの字になっており、真ん中に寿司職人さんが5−6名いて威勢よく握っていました。メニューは最近の回転寿司となじく  タブレットで注文する方式ですが、レールで運ばれてきても素早くカウンターの職人さんが皿をとって手渡してくれます。その時、食べ方などを一言添えてくれます。なるほど、同じ回転寿司でもこんな差別化する方法があったのかと感心しました。値段は他のチェーン店とさほど変わりません。少し高いかもしれませんが、その分美味しいのとサービスがいいので、満足行くお店でした。支払いもセルフレジにバーコードをかざすだけ。あとは携帯でキャッスレス決済できるので早いです。スマートな作りで好感が持てます。

    さて、話は変わって、漢方の品薄状態がどんどん悪化しており、大変な状況になってきました。コロナ後遺症で欠かせない咳止めその他も出荷停止状態です。大手漢方メーカーがそんな状況で、2番手、3番手のメーカーにもしわ寄せが行き、ほとんどのメーカーが在庫調整状態となっています。全然手に入らないものもあります。腎機能を保つためにつかっている防已黄耆湯とか、神経症の人の桂枝加竜骨牡蛎湯など大切な薬も手に入らないようです。これまで飲んでいた患者さんのぶんさえも確保できないので困っています。それでも、当院はおそらく熊本で一番漢方を使っており、最初からあらゆるメーカーを採用して取引実績があったため、それぞれのメーカーさんや問屋さんが相当融通して回していただいているようです。凌雲堂薬局にも毎日並々ならぬ努力をして各メーカーから漢方を確保してもらっています。

    そんな状況ですから、患者さんによっては先月と違う薬になったと言われる場合がありますが、メーカーが変わっただけです。メーカーが変わると飲み方(一日2回か3回か)も変わります。粉の粒子の大きさも違うし、一袋に入っている粉の量も違います。しかし、薬局で精一杯今までと同じような薬をお出ししていますので、指示に従って安心して飲んでください。当分はこんな状態が続きそうです。

     

    寿司虎にて