むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • インフルエンザがふえてきました

    このところ、毎日のようにインフルエンザ患者さんが出ています。まだ流行期というほどではないのですが、3年ぶりにみるインフルエンザです。みなさん、インフルエンザに対する抗体は切れていると思われますので、注意が必要です。特にコロナワクチンを何度も打っていると、コロナ以外の免疫が極端に低下するようで、帯状疱疹にかかる人やもともと体内に潜んでいたガンが急速に悪化したと思われる症例が見られます。同じ理屈で考えると、コロナワクチンを何度も打っているとインフルエンザにかかりやすいのではないかと推測されます。今年どうなるかでその予想が正しいか証明されると思います。

    では、インフルエンザワクチンも打てばいいと思うかもしれませんが、今シーズンのインフルワクチンはほとんど終了です。余っていればまだ少し打てるかもしれません。しかし、過去20年のデータでインフルワクチンが有効だったのは若い世代だけです。正確なデータはいま手元にないのですが、60歳を超えた世代でインフルワクチンが有効だったのは過去20年で2−3回だけであとの17年は無効だった事がわかっています。従って、ワクチンに過大な期待をしてはいけません。ほとんど気休めです。

    しかし、気を落とすことはありません。自分の免疫力を高めておけば、いいだけの話です。これまで何度もこのブログに書いたのですが、また書いておきます。栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスを避ける、適度な運動、体を冷やさないが基本です。お菓子を食べながらイヤイヤ残業を夜遅くまでして睡眠不足、なんて最悪です。栄養の面ではビタミンCを2000mg(朝夕1000mgずつ)、Dを5000単位(隔日)が必須です。できればセレニウム、亜鉛、マグネシウムも適量とっておきたいものです。