むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 学校や仕事前の腹痛・下痢の治療について

    季節外れに温かい一日でした。朝、クリニックに出勤して室内の温度を見たら22度ありました。暖房不要のびっくりの暖かさです。折しもこの週末は大学入試(共通テスト)です。学生さんたち、頑張ってください。ご両親も心配でしょう。うちはもう大学入試は終わっているのでこんな心配は終わりました。

    当院でみている患者さんで、試験の時にお腹が痛くなるという人、手に汗をかいて答案用紙が水浸しになるという人、すぐトイレに行きたくなる人などいろいろな相談を受けています。毎年似たようなことで相談があるので、だいたい治療法は漢方で何パタンか考えています。このような症例では、安定剤を下手に使って試験中眠くなると大変なので、漢方がいいと思います。たいていの症例はなんとかなるのですが、試験までの日数が短すぎると漢方で効き目が間に合わないこともありますので、ご相談は一日も早めに、時間に余裕を持ってお願いします。こちらも治療法の選択で一つが効かなかったら次を考えています。それらを試して一番効く治療法を選ぶので、一発で決まらないこともあるのです。

    土曜日の夜は私が主催している熊本東方医学研修会という漢方勉強会でした。去年からWEB開催となりました。私は前回、家でWEB講演をしたらうちのゴンが喜んでワンワンと大騒ぎだったので、今日はクリニックの診察室から配信しました。飯塚病院の漢方部長の田原先生の講演でテーマは便秘と下痢の漢方治療でした。学生さんが朝からトイレに籠って出てこないような腹痛・下痢・便秘をどう治療するか、コツを教えてもらいました。大変参考になりました。

    大観峰