むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 正月に多い相談とは・・

    正月明けて4日はのんびり仕事初めかと思いきや、100名をこす患者さんとなりました。予想した人数を超えたのは、新規発熱患者さんと年末コロナにかかったけどいまだに体調不良という後遺症の患者さんたちが相当数いた事です。例年の正月明けとはだいぶ違った感じとなりました。例年はどんな感じかというと、夫の実家に正月泊りがけで行ったらお姑さんから小言を言われてイライラして夜も眠れなくなったとか、頭痛がして涙が止まらないとか、そんな相談が殺到するのがこの時期です。そして来週ぐらいから増えてくるのが、子供が冬休み明けたのに朝起きられず学校に行けないという相談。それから、大学や高校入試前のストレスで体調を壊し、すぐに治してほしいという無理難題、例年だとこんなのが多い時期なんです。

    こんなこと相談しても何の解決にもならないし・・・と一人で自問自答していないで、相談してみてください。案外、話してみたら自然と解決方法が浮かんでくるかもしれません。それは、私があれこれ言わなくとも自分で悟ったりするのです。私は話を聞きながらこんがらがった思考を整理する手伝いをするだけです。話し始めると止まらなくなってしまう患者さんがおられます。私としてみると、あとに続く患者さんのことも気になるので、少しでも短く切り上げたい。しかし相談者は全部話さないとスッキリしない、その相反するものをギリギリの線で妥協するのが難しいです。逆に、何を聞いても話してくれない場合も困ってしまいます。多いのは中高生。どうでしたか?と聞くと「ふつう・・・」と答えるだけ。「ふつう、とは?」と話を膨らましたいのですが「ふつう」としか言わないお子さん。最近多いですね。学校でも先生に聞かれたらそんなふうに答えるのでしょう。

    これは、あまりハキハキ答えたくないのだろうと思うのですが、国語力が極端にひくくて自分の思いや感情を適切な言葉で表現できないのかもしれません。ボキャ貧(ボキャブラリーが貧弱)と昔は言っていましたね。

    先日もアップしたこの蕾。白木蓮(ハナモクレン)だと思います。北の方向に向いた蕾が上に伸びているのが確か木蓮の特徴。そっくりなものにコブシと言うのがあります。実はコブシかモクレンかは咲いてみないと区別がつかないそうです。このブログの写真を見た方から教えてもらいました。