むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 睡眠時無呼吸の検査

    雨上がりの月曜日、仕事に出てみたらクリニック前の歩道は大量の落ち葉でいっぱいでした。きっとそうだろうと思っていつもより万全の準備をして仕事に出ました。ほうきとブロワーで集めるのですが、大量すぎて仕事がすすみません。いつもだと2−3箇所に寄せてから袋詰にするのですが、今日は5箇所くらいに集めました。一つずつの山がビニール袋1つ分くらいになります。結局、45分もかかって袋4つになりました。それでも掃除できたのはクリニックの玄関前だけです。50mほどあるクリニック前の歩道の半分ほどで諦めました。朝の仕事前ですからタイムリミットです。

    さて、睡眠時無呼吸という病気があります。夜寝ているときに息が止まる病気です。人によって1分ぐらい息が止まって、その後ハーハーと大きないきをします。たいていはいびきをかく人で舌根が喉奥に落ち込むことで一時的な窒息状態となるものです。以前は太った人の病気と言われていましたが、最近は小顔の人が多くなり、特に下顎が小さいと舌が口腔内に収まりきれず無呼吸の原因となります。若い女性に結構見られます。睡眠時無呼吸は家族が気がつくことが多いです。隣で寝ていていびきがうるさいな−と思っていたら息が止まっているから死んだんじゃないかと心配する。熟睡できないため、昼に眠気が強いだけでなく、無呼吸で低酸素状態となるため心疾患などのリスクとなります。

    睡眠時無呼吸は睡眠をモニターするセンサーを貸し出しますので、ご家庭で普通に寝てもらって検査できます。睡眠中の呼吸状態と酸素飽和度を記録します。使い方は簡単ですからあまり心配されず、お気軽にご相談ください。日中急に睡魔に襲われるようなら疑わしいです。営業などで昼に外回りをする人で居眠り運転をしそうになった、という場合は事故を起こす前に検査しましょう。

  • 背骨のセルフ整体には「やわこ」を使う

    雨が降ったりやんだりの週末となりました。幸いまだあまり寒くないですが週明けは気温が下がりそうです。体調管理には気をつけましょう。最近はコロナ以外の普通の風邪患者さんも増えてきました。私は風邪の治療にはほとんど漢方を使うのですが、オミクロンの流行で大量に葛根湯などが買い込まれた影響で病院や調剤薬局に漢方薬が入ってこない状況になっています。全く入らないわけではないのですが、制限されているため、今までみたいにバンバン出すわけにはいきません。メーカーは漢方薬を大きな圧力鍋で煎じているのですが、鍋の数は限られているためフル稼働しても急に増産することができません。そこで、需要が急増した葛根湯や小柴胡湯などを大量に作る代わりに別の処方が不足するという事態になっています。

    さて、日曜日はルーチンでスポーツジムで5キロランと温泉のセットをこなしています。今週もいつもどおりいきました。走りながらNetflixのドラマを見ます。ランチにはお気に入りのベトナム料理を食べようと思ってでかけたのですが、店内はベトナム人で満席、みんなすごい元気でワイワイやっていたので入れませんでした。仕方ないのでタイ料理屋さんに行ったら、運良く座れました。周りを見渡すと、英語を喋っている人、タイ語を喋ってる人など国際色豊かです。今日はガバオライスをたべて満足。結局私は韓国料理も含めて辛いもの、エスニックが好きなようです。ちなみに唐辛子はビタミンCとリコピン(トマトに多いことは有名)が豊富です。もちろん辛味成分のカプサイシンは冷え性にもいいし、アンチエイジングにぴったりです。

    ところで、首の骨の影響で手にしびれが出たり背骨の歪みで肋間神経痛になっている患者さんがよく来院されます。そのような場合、テニスボールや指圧道具「やわこ」を使ったセルフ整体をおすすめしています。その「やわこ」という、ボールを2つつなげたようなマサージ器具がとてもいいのですが、私がダイキと東急ハンズに売ってあったと何度となく患者さんにお伝えしました。今日ダイキに行ってみたところ今は売ってありませんでした。すいません。ネットで探してください。楽天でみたら900円くらいでした。

     

     

  • ハイブリッド治療

    土曜日は朝早くから混み合っていました。私もスタッフみんなも土曜は格別気合を入れてテキパキと診察をすすめるのですが、どうしても待合は人で溢れ、座るところもなくなってしまいます。諦めて帰った方もおられたようで、すみませんでした。県外から来院される方や高齢者やお子さんの受診のためご家族が一緒に来院されるケースもありますので、待合に座っている人数が全員受診まちではありません。いつもの薬さえもらえばすぐ帰りたいという人もいれば、薬はいいから話を聞いてほしいという人もいます。患者さんの要望にできるだけ答えながら診察をすすめています。

    先週、日産で軽の電気自動車「さくら」に試乗した話を書きました。これはすごく乗り心地もいいし、私達のように市内で往診に使うだけなら最高に快適な車だと思います。しかし、阿蘇や天草、福岡などに遠出するにはちょっとバッテリーが小さく不安です。一方、日産のePowerというハイブリッドはトヨタのプリウスなどと違ってわかりやすい仕組みです。つまり、駆動系はリーフと同じモーターで、バッテリー駆動です。そこに発電専用のエンジンを積んでおり必要に応じて発電し、バッテリーに蓄電します。トヨタのハイブリッドはエンジンが駆動にも蓄電にも使われる仕組みで魔法のようなバランスで制御されています。すごすぎて理解できません。最近は日産ノートのタクシーが結構走っていて、その走りの良さは体験済みでしたが、せっかく日産に行ったついでに、ノートにも乗せてもらったら、これは走りがよくしずかで楽しい。エコモードをパワーモードにするとびっくり加速です。

    実は、私は自分の診療スタイルを西洋医学と東洋医学のハイブリッドと読んでいます。日頃から両方を駆使しているのでどちらもメリット・デメリットが分かります。たまに患者さんが漢方での治療を希望とか指定して来られますが、場合によっては絶対西洋薬のほうが優れていると言うときがあります。そのような場合は、確実に改善すると予想される治療法をおすすめしています。それでも漢方や鍼を希望される場合には無理強いはしません。いちどやってみたい治療を体験しないと満足しないだろうと思うからです。

    熊本駅前

  • 第8波に備えよう

    NetflixやYouTubeは見ても地上波TVなどは天気予報以外全く見ないので、このところニュースを全然見ていませんでした。ふと今日ニュースが目に入ったのですが、北海道ではコロナの感染者が第7波のピークを超えているそうでびっくりです。こちらはもう忘れたようにしていたのに、やっぱりコロナは基本風邪のウイルスですから寒い地方から流行ってきたみたいですね。昨日は福岡の飯塚病院主催の漢方勉強会がWEBであり参加しましたが、演者の先生は北海道からでした。福岡は20度以上あるというと、北海道の先生は雪が降りそうだと言われてました。季節がかなり違うんですね。幸い九州はもうしばらく温かいので、今のうちに第8波対策をしましょう。

    対策とは、いったい何をしたらいいか?以前も書きましたが再度書いておきます。夏が過ぎて日照時間が短くなってきたので体内のビタミンDが減ってきています。ビタミンDは感染防御(免疫)の強化に非常に重要ですからこれから冬にかけては最低でも5000単位を隔日あるいは毎日摂取しましょう。ビタミンCとEも風邪対策としては基本です。Cは1000単位を朝晩2回、Eは300から400単位を1日1回です。その他、できればセレニウムと亜鉛、マグネシウムもとっておきましょう。

    さて、当院はコロナ後遺症を積極的に見ています。熊本では他にあまり見ているところはないので当院にたくさん集まってきています。これまでに相当数見ましたが、症状は多彩です。みなさんいろんなことで困っておられます。治療法も決まった方法があるわけではなくすべて個別対応・オーダーメイド治療です。今日の熊日新聞にコロナ後遺症の記事がついていました。よくまとまっていたので写真に取りました。

     

  • 大豆ミートのメリット・デメリット

    大豆ミートはだいぶ進化しています。私がこの前買ったそぼろタイプはいろいろ使えて便利です。乾燥してあるのでお湯で戻して使いますがほんの数分で料理に使えます。そぼろですからひき肉料理になります。私が何度か作ってみたのは麻婆茄子とキーマカレー、そしてミートソースです。どれも満足いく美味しさです。美味しく料理するコツは、味付けをしっかりすることです。そのままでは肉と違ってたいした旨味もありませんから美味しい味を染み込ませないといけません。そこで私が考えたのは、大豆ミートをお湯で戻すときに韓国ダシのダシダ(ビーフ味)をまぜて味付けすること。そして、本物のひき肉を半分くらい料理に混ぜること。これで完璧です。大豆だとは全然わからないレベルに仕上がります。別にベジタリアンではないので本物の肉が混じってもいいし、そのほうが美味しいのは当然です。そして、大豆ミートは安いので財布に優しい。脂身も含まないのでヘルシー。もし食べざかりのお子さんやメタボのご主人のことを思えば、大豆ミートで肉をかさ増しすることはメリットが大きいと思います。大豆ミートはどこで買うのですかと先日聞かれたのでもう一度かいておきます。グリーンカルチャーというネット通販です。

    私は診察の際に事あるごとにタンパク質をとってくださいと患者さんにいいます。特に肉、魚、卵です。では大豆はどうかというと、納豆、豆腐、ソイ(大豆)プロテイン、豆乳といった大豆製品もタンパク源として悪くはありません。とることを勧めます。しかし、植物性タンパクは私たちの体の必要とするアミノ酸を必要十分には含みません。そこで、肉、魚、卵を取りつつ、大豆も食べるが正解です。

    突然話は変わりますが、最近私はとても信号がついていて、あまり赤信号に引っかかりません\(^o^)/。よく、将来のことが心配で行動に踏み切れないと言う人がいます。しかし、目の前の信号が目的地まで全部青になることなんてありえません。運転する人なら知っていると思いますが、もし全部青だったら、3つ4つ先できっと信号は赤に変わって引っかかります。ですから、あまり先のことを考えて憂えていないで、まず目標に向かって一歩目を踏み出してみましょう。途中赤で止まっても問題はないのです。

     

    辛島公園