むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 秋の咳を治す漢方

    町内会ではまだ回覧板を使っていますが、熊本はどこも同じでしょうか?うちは今年上半期が班長だったので、回覧板を回す係でした。特にたいした仕事でもなく、こんなこと何年やっても構わないのですが、半年交代なので、次の方に回覧板セットを回しました。唯一面倒なのが、町内会費を集めて、公民館に収めること。これはそれほど簡単ではありません。何度行っても不在の家もあります。やっと全世帯の町内会費を集めたのですが、今度は公民館に週末は人がいないので、平日しか納付できません。仕方ないので、今日は昼休みに大急ぎで公民館まで行ってきました。東京ではこんな面倒なことしてないよね、と思って聞いてみたところ、LINEをつかっているとのこと。そうだよねー、みんな働いているし、生活スタイルはバラバラだし、回覧板なんてまわす暇ないし、LINEで十分です。コストもかかりません。

    さて、今日は一日雨でしたが、それほど冷え込まず快適な涼しさでした。院内は蒸し暑くエアコンを入れていましたが、換気のため開けている窓から湿った空気がどんどん入ってくるのでエアコンが結露してしまいました。天気予報によると明日朝からは10度くらいまで冷え込むとのこと。季節が急に進みそうです。油断せず暖かくして過ごしたいものです。

    昨日は陰虚の話を書きました。水分不足による体調不良です。当院ではコロナ後遺症をたくさんみています。これまでオミクロン(第7波)は夏を中心としていました。秋に入って咳の治療法がこれまで半夏厚朴湯や柴朴湯がベースでしたが、今の咳は麦門冬湯がベースになってきました。乾燥しやすい秋の咳は気道を潤すことで改善しやすくなります。わたしはそこに五虎湯を合わせて使うことで咳止め効果を増強しています。季節が変わることで治療法も微妙に変わってくるのは漢方ならではです。