むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • にがりの空きボトルの使いみち

    にがりは豆腐を固める凝固剤として知られています。成分の大半はマグネシウムです。海水を天日干しして塩を作る際にアクが出るのですが、アクがにがりです。塩の方は塩化ナトリウムで、にがりが塩化マグネシウムを主成分とした塩類です。昔の塩は精製してもにがり成分(マグネシウム、カルシウム、カリウムなど)を多く含んだ塩でしたが、最近は工業製品レベルの99.9%塩化ナトリウムみたいな塩が食卓に並びます。これは血圧を上げ、体に悪い塩です。天然塩(天日干し)のラベルを見るとナトリウムは少なく、カルシウムやマグネシウムなどが多く含まれているのがわかります。そういった塩は味もまろやかで味わい深く美味しいです。もちろん料理が美味しくなるだけでなくからだにもいい。一番のおすすめは沖縄の「ぬちまーす」という塩ですが、天草の天然塩にも結構いいものがあります。

    そして、にがりに関してはスーパーで液体のものが手に入ります。私はお茶などに垂らして飲むようにしています。患者さんにも事あるごとに勧めていますが、おかげで足がつらなくなったとか、お喜びの声を聞きます。汗をかいたときの水分補給にもぜひにがりを混ぜていただきたいものです。

    そうこうして、にがりを毎日とっていたら、にがりの入っていたボトルが空になりました。捨てようかと思ったのですが、このボトルのすごいのはポタポタと数滴少量をうまく垂らすことができるし、全くあとびきしないのです!そこで、ふと思いついて醤油を入れてみました。するとどうでしょう!ほんの数滴をうまく料理に垂らすことができます。減塩効果間違いなし!そしてあとびきしないのでテーブルも汚れません。すばらしい、大発見!と思ってご紹介しました。