むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 最新のエコーを購入しました

    当院はもうすぐ開院6年が過ぎようとしています。当初より使っていたエコーもだいぶ古くなってきたので、この度最新鋭のエコーを導入しました。大学病院や日赤などで使うのと同じ機器です。これまで以上に鮮明な画像が得られるのと、今まで測れなかった肝硬変や脂肪肝の指数なども計測できるようになりました。日頃、患者さんが多いとなかなか検査に時間を割くことができないのですが、せっかくいい機器を入れたので、皆さんにもぜひ利用していただきたいと思います。当院でできるエコー検査は、腹部エコー(肝臓や腎臓、膵臓などの検査)、心エコー、甲状腺エコー、頸部血管エコー(動脈硬化のチェック)、下肢静脈エコー(血栓の有無のチェック)、前立腺エコーなどです。

    腹部エコーを受ける際には空腹時でないと胃の内容物が邪魔して見えにくくなります。とくに膵臓と胆嚢は食後ではよく見えないのでぜひ食事抜きで検査を受けてください。心エコーや甲状腺エコーは食事とは関係ないのでいつでも結構です。前立腺エコー(前立腺肥大の検査)は膀胱に尿が溜まっていないとよく見えません。来院してエコー検査がある場合はトイレに行くのを我慢して待っていただきたいと思います。もし待てない、というときはスタッフに排尿していいかお尋ねください。場合によってはエコー検査を急いですることもできます。

    上記した検査の他に、エコーで虫垂炎(盲腸炎)の診断ができる場合があります。エコーで腫れている虫垂が見えるのです。また、肋骨骨折はレントゲンよりエコーのほうが感度が高く、確実です。当院は整形外科でないのであまり骨のエコーはしませんが診断は付きます。

    このようにエコーはいろいろな疾患で威力を発揮します。皆さんの頼れる病院であり続けるため、技術、知識、そして医療機器の3拍子揃ったアップデートを心がけていきます。