むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 鉄鍋のすすめ

    昨日、ゴーヤチャンプルの作り方を書きましたが、患者さんから、炒めるときに汁が出て水浸しになるというお話をいただきました。これは、テフロン加工したフライパンがいけないのです。テフロンは焦げ付かないので便利ですが、反面、鍋の温度が上がらないため水分が飛ばずに水浸しになり、美味しく仕上がりません。私はテフロンの鍋やフライパンを全部捨てて5年以上たつのですっかりそのことを忘れていました。ゴーヤチャンプルは豆腐も一緒に炒めるので、当然水っぽくなります。ゴーヤチャンプルのことをネットで調べると出汁を入れて炒めるので水っぽくなるのが普通だそうです。それでも、鉄の鍋で作ると出来上がりの美味しさは全然違ってきます。おすすめは焦げ付かないように鉄表面を凹凸加工してある中華鍋です。一つあればたいてい事足ります。これだけで料理の腕があがるので買わない手はありません。

    鉄の中華鍋がいいところは、家庭用のガスコンロやIHでも十分すぎるほど熱くなるところです。美味しい中華を作りたければ、中華料理やさんの厨房みたいな大火力のコンロが必要と思われるかも知れませんが、鉄の中華鍋を家庭のコンロにかければそれだけで美味しい炒めものができます。下手に作るのが難しいぐらいです。

    もう一つ鉄鍋のいいところは、料理を通して鉄分補給ができるところです。テフロン鍋のテフロンはフッ素で猛毒、そしてフッ素加工の下はアルミでできており、アルミは認知症のリスクになります。したがって、フッ素加工のフライパンは2重に危険なのです。一方、ステンレスの鍋は毒性はないと思われます。ホーローは鉄鍋の表面にガラスコーティングされているので、健康にいいし、料理も美味しくできます。