むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コロナ後遺症もワクチン後遺症も診ています

    当院では、コロナ感染(COVID-19)後遺症外来をやっています、とブログやほかの媒体にも案内しているところです。毎日、そのような患者さんが来られますが、その患者さんから聞いたところによると、ネット検索でそのような外来をやっている(と検索でヒットする)のは熊本市内では当院だけみたいです。福岡など県外でやっているところは見つかるものの、このご時世ですから県外の人の受診は難しいようです。ついでですが、コロナに感染して後遺症に困っている人だけでなく、ワクチンの後遺症で困っている場合も遠慮なくご相談ください。腕が腫れた、熱が下がらない、倦怠感、頭痛、動悸などなど人それぞれ、さまざまな後遺症でみなさん悩んでいます。たくさん診察してわかるのは、もともと持病(例えば頭痛や心疾患)などがあると、その部分に後遺症が出やすいようです。

    後遺症を何か決まった処方で治せるわけではありません。お一人お一人の症状を聞き、体質を見極めながら処方を考えます。将棋と同じで3の手4の手と先の方まで考え、一番確率高く治せそうな処方を出すのですが、一発でうまくいかなくとも、その先の先まで考えていますので、時間をかけてもなんとか元気になってもらえるよう頑張ります。

    ところで、血圧の薬や糖尿病の薬を拒む人が結構おられます。食事と運動を頑張るのでちょっと薬はまって欲しいと言われます。それで本当に頑張ってうまくいく人は何十人にひとりです。ほとんど口だけなので、あまり期待してません。私のお勧めは、主治医が薬を飲んだ方がいいといえば素直に飲んで、その上で食事や運動を努力して、データが良くなったから薬をそろそろやめましょうと言ってもらえるようにするべきだと思います。それが健康を維持する秘訣です。