むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方の講演をしました

    コロナの新規感染者数も頭打ちとなり、だんだん平和が戻りつつあります。2月に入り、当院の外来患者さんもしばらく減っていましたが、このところだいぶ戻ってきました。今日は例年通りの数の患者さんに来院いただくことが出来ました。また、先日から書いているようにコロナ後遺症で悩んでいる患者さんもだんだん増えてきました。隔離解除になったものの、通常の内科診療におけるコロナの診療は熱があれば解熱剤、咳があれば咳止め、その程度です。そのくらいなら、その辺の薬局でコルゲンでも買ってきて飲むのと変わりません。咳が止まらない、倦怠感、胸の痛み、不安などなど後遺症にもいろいろあります。当院では、私の得意とする漢方であらゆる後遺症に対してベストの治療法を考えます。悩んでいないでご相談ください。

    今日は、診療の後に漢方の講演を頼まれていたので、診察室のパソコンに向かってWEB配信しました。テーマは便秘と下痢の漢方治療です。どちらも漢方がすごくよく効きます。私の得意とするのは感染性胃腸炎です。たいてい、胃腸炎で内科にかかるとビオフェルミンとか、あるいは抗生剤などを処方されますが、私はどちらも一切使いません。ほとんどの症例を漢方で治します。そして、漢方がすごいのは即効性です。漢方はゆっくり効くというイメージかもしれませんが、びっくりするほどすぐ効きます。早い時は1袋飲んだらすぐ落ち着くこともあります。

    便秘に関しては、漢方の便秘薬は軽いものからかなり強いものまでラインナップがあるので、ほとんどの症例に対応可能です。あまり困った経験はありません。難しいのは、便秘だったり下痢だったり、日によってお腹の調子がくるくる変わるひと。これは一筋縄ではいきません。しかし、おなかの気の不足を補うと調子良くなる場合があるので、やはり漢方はその患者さんをしっかりみて考えると答えが出てきます。4000年の歴史の成せる技です。